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膨大なコメ在庫抱えるタイ、中国首相に売り込み

2012年11月22日(木) 01時02分(タイ時間)
【タイ】インラク首相は21日、バンコクのタイ首相府で中国の温家宝首相と会談し、ミャンマー南東部ダウェイ(旧名タヴォイ)経済特区、タイの高速鉄道整備、タイの治水事業などへの中国の投資を呼びかけた。両政府は首脳会談後、中国によるタイ産コメ輸入に関する政府間の覚書に調印。これに関連し、20日、中国企業がタイ産コメ26万トン、62・4億バーツ相当を輸入する契約をタイ企業と結んだ。

 インラク政権はコメの事実上の買い取り制度を導入した結果、1000万トンを超える在庫を抱えているとみられる。タイ産コメの価格はこの制度により高止まりして国際競争力を失い、今年1—10月のタイ産コメ輸出量は前年同期比47%減の400万トンに落ち込んだ。タイは長年、コメ輸出世界一の座を守ってきたが、今年はベトナム、インドに抜かれ、3位に転落する見通しだ。

 タイ政府はこうした状況から、コメの輸出先探しに必死で、温首相にもタイ産コメの売り込みを図ったもよう。ただ、中国政府と交わした覚書の具体的な内容は明らかになっておらず、輸出量、輸出時期などは不明だ。

 温首相は20日から2日間の日程でタイを訪問。21日はバンコク都内のタイ文化センター近くに建設された「バンコク中国文化センター」の開所式に出席し、その後、インラク首相、プミポン・タイ国王側近のプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)とスラユット枢密顧問官(元首相、元陸軍司令官)と相次いで会談した。

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写真提供、タイ首相府
《newsclip》


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