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2010年のバンコク騒乱 タイ当局、前首相らを殺人容疑で捜査

2012年12月11日(火) 00時21分(タイ時間)
【タイ】タイ法務省特捜局(DSI)は6日、2010年4、5月にバンコク都心部を占拠したタクシン元首相派市民団体「反独裁民主戦線(UDD)」と治安部隊が衝突し、双方合わせ89人が死亡した事件に関して、警察、検察と協議し、このうちタクシー運転手のタイ人男性が兵士に射殺された件について、当時首相だった民主党のアピシット党首と当時治安担当副首相だったステープ下院議員を、「故意に他者に殺人をさせた罪」で捜査することを決めた。民主党はDSIの決定に対し、タクシン派インラク政権による政治的な動きだと反発している。

 タイでは2006年以降、地方住民、中低所得者が多いタクシン派と特権階級を中心とする反タクシン派の抗争が続いている。反タクシン派はタクシン氏を反王室の腐敗政治家と糾弾。一方のタクシン派は特権階級が軍官財界を動かし民主主義や法治をねじまげていると主張。激しい政争の中、2006年、2008年には反タクシン派、2009年、2010年にはタクシン派による大規模なデモが起きた。タクシン派は2006年に軍事クーデター、2008年に「司法クーデター」と呼ばれる憲法裁判所によるタクシン派政党の解党命令で、政権を失った。しかし、下院総選挙では2001年、2005年、2007年、2011年と4連勝中。
《newsclip》


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