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タイ放送通信委、キャリア3社に3G免許交付

2012年12月12日(水) 00時22分(タイ時間)
【タイ】タイ国家放送通信委員会(NBTC)は10月に行った第3世代(3G)携帯電話サービス用の周波数2・1ギガヘルツ帯の入札結果を承認し、11日、落札したタイの携帯電話キャリア大手3社に免許を交付した。3社はいずれも、2013年4月までに3Gサービスを開始する方針だ。

 免許の期間は2012年12月7日から15年間で、落札額はタイ携帯電話キャリア最大手アドバンスド・インフォ・サービス(AIS)が146・3億バーツ、同業2位のトータル・アクセス・コミュニケーション(DTAC)と同3位のトゥルームーブがそれぞれ135億バーツだった。

 今回の入札では入札にかけられた9つの周波数帯のうち6つが入札開始価格で落札された。こうした結果を受け、オンブズマンが「入札に不正があった疑いがある」として、行政裁判所に免許交付の差し止めを求めたが、行政裁は今月3日、訴えを却下した。

 3Gの事業展開について、キャリア3社は12月半ば時点で具体的な計画を明らかにしていない。AISは12日、3G通信網の整備に第1期で130億バーツを投じるとだけ発表した。

 タイの携帯電話業界はTOTとCATテレコムというタイ国営2社と、2社から事業権を取得したAISなどの民間企業が事業を行っている。こうしたいびつな市場構造を改め平等な競争条件を整えるため、1997年に制定された憲法で、新設するタイ国家通信委員会(NTC)とタイ国家放送委員会(NBC)が周波数の割り当てを行うことになった。しかし、巨大な利権が絡むことから委員の人選は難航を極め、NBCが発足しないうちに、2006年の軍事クーデターで1997年憲法は破棄された。軍事政権が導入した2007年憲法は周波数の割り当てと通信・放送事業の監督を行うNBTCの設置を定めたが、関連法の整備が遅れ、暫定組織として存続していたNTCが2010年に強行しようとした2・1ギガヘルツ帯の入札は開始直前に裁判所命令で差し止められた。その後、2011年9月にNBTCが発足。今回の入札にこぎ着けた。
《newsclip》


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