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〈タイ業界事情〉 クラウド型業務管理システム  ASEAN向け業務管理システム開発

2013年1月1日(火) 21時07分(タイ時間)

Cloud2MFG (Thailand) CO., LTD.
山本 正之 氏 (Group CEO)

プログラムのデータ化 アプリケーション開発を顧客に返還

 「ユーザーはシステムインテグレータ(SI)よりも深い知識と斬新なアイデアを持つ」「管理システムでアプリケーションを開発するのはSIではなくユーザー」といった理念に基づいて開発したのが、クラウド型業務管理システム「Cloud2Mfg」だ。ユーザーがこれまで培ってきた知識とアイデアを取り入れた開発、プログラム自体をデータ化することによって実現したカスタマイズ機能。Cloud2Mfgはまさに、ユーザー自身が日々の管理業務を通して完成度を高めていくシステムだ。業務アプリケーション開発も、ユーザーによって行われる時代が到来している。 

システムに反映されるべきユーザーの知恵

 我々はクラウドという製品名に、従来の意味の「cloud(雲)」と「crowd(大衆・大勢・観客)」の2つの言葉をかけ合わせている。ここでいうcrowdとはユーザーを指し、私はそれを「ユーザーの知恵」と呼んでいる。管理システムなのでその多くはメーカーとなるが、これまで接してきたメーカーの技術者たちは、エクセルやアクセスを用いて、使い勝手の良いシステムを作り上げるなど、実に深い知識と斬新なアイデアを備え持っていた。ものづくりにおいて、どのような管理をすべきかを理解し実践しているのは、システムを開発するSIではなく、メーカーそのものなのだ。

 ただ、社内で片手間に作られた管理ソフトは、SIが開発するシステムのように長く使われることはない。SIテクノロジーを備えていないこと、メーカーの使命はものづくりであってソフト開発でないことなどが理由だ。我々はそのようなユーザーの知識とアイデアを汲み取るべく、cloudにcrowdをかけ合わせているのだ。

 Cloud2Mfgは、リクエスト方式で必要な機能を開発していくことから始まる。我々が持ち合わせているシステムに、ユーザーが必要とする項目や計算式を組み入れていく。ユーザーから頂いたリクエストを他の多くのユーザーと共有しながら普遍性を加味して実現するのだが、そこに費用はかからない。従来のシステムのように、変更するたびに費用が請求されることもない。まさにカスタマイズフリーだ。

 業務管理システムに関しての機能はほぼ網羅しているが、仮に持ち合わせていない機能であっても、例えば東南アジアの多くのユーザーから「会計システムから導入したい」という声を頂き、今回会計モジュールをリリースするにあたり6000円/月額(現レートで2000バーツ強)で利用できるようにする。専門性が相当に高くなる機能、例えば「スケジューリングソフト」に関しては、他社システムを提案することもある。

プログラム自体をデータ化 常に進化する管理画面

 Cloud2Mfgがユーザーの手元に渡るまでにかかる費用は導入教育費のみ。タイでは月当たり15万バーツに設定している。小規模なモデルであれば2カ月、大規模でも3カ月が目安だ。導入後は月極の使用料で、3クライアント(PC3台)までで1万8000バーツ。1クライアントあたり6000バーツの計算だ。

 Cloud2Mfgの最たる特徴は、プログラム自体がデータ化されていることだ。画面の項目を追加してもロジックを修正してもプログラム自体は修正することがなく、プロパティと呼ばれる情報だけが書き換えられる。ユーザーが日々の管理業務を通して、プログラムをカスタマイズしていくことができるということだ。管理画面もユーザーの使い勝手に応じて変化していく。カスタマイズ費用がかからないのも当然だ。

 データは安全が確保されたサーバーにアップ。ユーザーはインターネットに接続するだけで、どこの国にいてもアクセスできる。現在、日、英、中の言語が完成。来年にはタイ語、インドネシア語に対応する。今後展開していく新シリーズも、スマホでアプリをダウンロードするような感覚で、簡単に導入できるようになる。その料金は月額使用料に含まれる。我々は、ユーザーにお伺いするときだけ「相応の手間賃」を頂くだけだ。

5年以内に製造業のデファクトスタンダートに

 我々は、ユーザー自らが簡単にカスタマイズを行えるこのフレームワーク、ABBR(Application Builder Binary Resource)を7年かけて開発した。Cloud2Mfgは発売間もない製品で、現在のユーザーは10社程度だが、原型となるシステムは日本国内のいくつもの大手企業が導入、確かな評価を頂いている。

 Cloud2Mfgは、業務アプリケーションの開発がユーザーの手に戻るシステムだ。ユーザーはSI任せにできず自らの責任をより背負うことになる。しかしその分だけ、費用を圧縮することが可能だ。他社には真似できないABBRを開発したことに自信をもっており、3—5年以内に「製造業のデファクトスタンダート」としての地位を目指す。

 我々の開発拠点はアセアンだ。タイではまず、初期ユーザーとして日系企業150社に利用して頂けるよう、努力していく。以後は地場企業を取り込んでいき、地場系6割、日系4割といった割合を見込んでいる。

 2018年までにユーザー3000社、30億—35億円の売り上げ、新規株式公開(IPO)を達成すべく頑張っていきたい。

住所:1025/17 3rd Fl., Ploenchit Road, Lumpini, Pathumwan, Bangkok 10330
電話:0-2655-0771
ファクス:0-2655-0772
Eメール:info.thai@cloud2mfg.com
ウェブサイト:http://cloud2mfg.net
《newsclip》


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