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前タイ国防次官の資産差し押さえ 不透明な多額入金などで

2013年2月27日(水) 16時23分(タイ時間)
【タイ】タイ汚職取締委員会は26日、サティアン・プームトーンイン前国防省次官(退役陸軍大将、左写真)の妻、義理の娘、関連会社の銀行預金、不動産など約6500万バーツ相当を差し押さえた。1億バーツ以上の銀行預金があったほか、出所不明な多額の入金が確認され、汚職などによる不正蓄財の可能性が強まったため。

 サティアン大将はタイ陸軍士官学校出身で、2011年10月から1年間、国防次官を務め、2012年9月末に定年退官した。2007―2008年に資産報告義務があるタイ倉庫公社取締役を務めた際は、資産を就任前1263万バーツ、退任から1年後227万バーツと申告していた。

 タイでは高級官僚や軍・警察幹部の多くが大変富裕だが、資産の出所を問われることはほとんどない。2011年には当時のスポット運輸次官宅に強盗が押し入った事件をきっかけに、スポット氏の自宅に数億バーツという巨額の現金があった疑いが浮上。スポット氏は次官を解任されたが、訴追の動きは停滞している。また、タイの映画祭の運営権をめぐる汚職で、タイ観光庁(TAT)のジュタマート元総裁とその娘に180万ドルを贈賄した米国人夫婦が2010年に米国で実刑判決を受けたが、その後、タイでジュタマート氏と娘に関する捜査はほとんど進展していない。
《newsclip》


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