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バンコク都知事選、野党候補が再選 事前予想覆す

2013年3月4日(月) 10時01分(タイ時間)
【タイ】3日投開票のバンコク都知事選は野党民主党公認のスクムパン前都知事(60、左写真)がタクシン元首相派の与党プアタイが擁立したポンサパット前麻薬取締委員会事務局長兼警察副長官(57)を破り再選を果たした。得票数はスクムパン氏125・6万票、ポンサパット氏107・8万票だった。投票率は64%。

 タクシン派は都知事選に勝利することで、バンコク都民の支持を取り戻したとアピールし、国外逃亡中のタクシン元首相(63)への恩赦、帰国の道筋をつけたいところだったが、バンコクの中間層に根強い反タクシン感情を克服できなかったもようだ。一方、民主党は地盤のバンコクを守りきり、アピシット党首(前党首)ら現執行部はひとまず安泰となった形だ。

 2月中旬に実施された世論調査では、タイ国立ラチャパット大学スワンドゥシット校と私立アサンプション大学(ABAC)の調査で、ポンサパット氏が40%台後半の支持を集め、スクムパン氏に10ポイント以上の差をつけていた。ただ、タイ国立開発行政研究院(NIDA)の調査ではポンサパット氏27%、スクムパン氏26%、「決めていない」37%と、接戦という結果が出ていた。投票日の出口調査も当初はポンサパット氏優勢と報じていた。

 バンコク都知事は任期4年で、月給11万3560バーツ。タイの77都県中、県知事が公選制なのはバンコクだけで、残る76県の知事は内務省から派遣される官僚だ。

〈スクムパン・ボリパット〉
1952年生まれ。タイの王族で、チュラロンコン大王のひ孫にあたる。英オックスフォード大学で政治学、経済学の学位を、米ジョージタウン大学で国際関係学の修士号を取得。チュラロンコン大学准教授、チャーチャーイ首相顧問(1988―1989年)などを経て、1997―2001年、チュワン民主党政権で副外相を務めた。2009―2013年、バンコク都知事。

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投票所の様子
《newsclip》