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〈企業インタビュー〉 タイで不動産購入 タカラホーム

2013年3月14日(木) 21時36分(タイ時間)

TAKARA REAL ESTATE Co.,Ltd.
横松 拓史 氏 (Director)

増加する日本人の不動産購入、堅実なスクムビット界隈の物件

仲介のみにとどまらない付加価値あるサービス

――御社概要をお聞かせください

 タカラホームはサービスアパート、アパート、コンドミニアム(分譲マンション)、事務所、工場などの仲介を主要業務に2007年に設立されました。業種は異なるものの前身となる会社は1998年に立ち上がっており、当時より在タイ年数の長い日本人が常勤。社内の日本人の在タイ年数は合算で100年を超すなど、日系ながらも地場同様の知識と経験が豊かな不動産会社です。

 お客様のほとんどが日系企業で、進出の増加に伴って仲介件数も右肩上がりです。日系企業の進出ペースは昨年の洪水騒ぎで足踏みしましたが、その後は洪水発生以前にも増しており、今後3―5年はこのペースが続くものと予想しております。

――具体的な業務内容は?

 企業なら事務所や工場など、個人であればサービスアパート、アパート、コンドミニアムなどの仲介です。企業に対しては不動産仲介を入り口として、さまざまなサービスを提供しています。事務所や工場の選択に始まり、会社設立に伴う手続きのお手伝いや人材確保、稼働後は会計や庶務の代行、さらにはスタッフ教育なども組み入れた、付加価値あるワンストップサービスです。

 また、タカラグループとして土地開発を主要業務とした関連会社「アジアン・ドリーム」を設立しました。例えば、バンコク首都圏で空き地となっている土地を有効活用、遊園地にあるような遊戯施設を取り入れたり、ブースを設けて屋台や露店を集めたりといった、エンターテイメント施設の開設・運営を考えています。

 こちらは「タイ人のタイ人によるタイ人のための」土地開発・有効利用を目指すもので、日本をコンセプトにしたエンターテイメント施設の開発もアイデアとして持っていますが、まずはタイ人に求められる施設の開発を目指します。

仲介から販売へと事業拡張、上場も視野に

――日系企業や在タイ日本人の増加に伴う不動産市場の動きは?

 最近は賃貸にとどまらず、購入に至る動きが目立ちます。毎月何十万バーツに上る、いわば掛け捨てとも呼べる日本人従業員への給与を、コンドミニアム購入費用に当てる日系企業があります。購入した物件を寮として使用するわけです。原則として、企業であれば不動産の購入に制限はありません。

 個人でも住まいを購入する日本人は増えています。目的は大きく2つに分かれます。1つは投資です。不景気が続く日本や欧米諸国とは対照的に、東南アジア諸国は活気に満ちて将来にも期待できます。特にタイは周辺諸国と比較して住みやすい国で、チャイナリスクのような不安要素もなく、投資先として魅力的です。

 もう1つの目的は自らの滞在です。長期休暇のための別荘、定年後の第2の人生での住まいです。外国人が住みやすい環境で、リピーターが多い国ならではのニーズでしょう。もちろん、タイで働く方々がこの国により長く住みたいという思いで購入するパターンも少なくありません。不動産購入は今後さらに増えていくでしょう。

 個人でもコンドミニアムであれば、物件の総床面積の49%までは外国人の所有が認められています。ただ、個人の場合は日本からの送金によるワンショットの支払いが原則です。

――日本人が物件を求めやすい地区は?

 やはり日本人在住者が集中するスクムビット界隈でしょう。それも中心地です。もちろん、アクセス至便なロケーションで造りもしっかりした物件は値が張ります。しかし、価格というのは高い物件から上がっていくものですし、条件が揃っている分だけテナントが付きやすいものです。バンコクに慣れていない方でもお求めやすいといえます。プレビルトは慣れた方でないと難しいかも知れません。

 キャピタルゲインを優先に考えれば、スクムビット通りを東に行ったバンナー地区もありでしょう。高架鉄道(BTS、スカイトレイン)が延びてバンコク都心部へのアクセスが容易となり、チャチュンサオ県やチョンブリ県といった東部工業地帯へも、バンコクの渋滞に巻き込まれることなく通勤できる地区です。空港にも近く、地価上昇が続いています。

 海外での不動産購入で融資が受けられ、その不動産を固定資産に組み入れられるなど、日本では法改正が進んでいくようです。固定資産税もなく高いキャピタルゲインが見込めるタイで、日本人は今後さらに不動産を購入しやすくなります。

――御社の今後の展開について

 過去数年、前年比1.3―1.5倍のペースで売り上げを伸ばし、昨年は約2500万バーツに達しました。今後は、仲介にとどまらない販売への事業拡張、単なる物件の紹介にとどまらない付加価値あるサービスの提供、さらにはアジアン・ドリームでの土地開発によって、売り上げを飛躍的に伸ばしていきたいと思っています。目指すべくは、6年後のタイ証券取引所(SET)上場です。

――ありがとうございました

TAKARA REAL ESTATE Co.,Ltd.
住所:Rushmore Tower 3rd Floor, Soi Thonglor 5, Sukhumvit 55, Klongton-Nua, Wattana, Bangkok 10110
電話:02-712-7640~43 日本人直通:089-920-3033
ファクス:0-2712-7676
Eメール:info@takarabkk.com
ウェブサイト:http://takarabkk.com/
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