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反タクシン派幹部ら31人起訴、08年のバンコク2空港占拠で

2013年3月15日(金) 16時06分(タイ時間)
【タイ】2008年にバンコクのスワンナプーム空港とドンムアン空港が反タクシン元首相派団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」に占拠された事件で、タイ検察は14日、実業家のソンティ・リムトンクン氏、ジャムロン・シームアン元バンコク都知事・元副首相(退役陸軍少将)らPADの幹部、メンバー31人をテロ罪などで起訴した。

 PADは2008年に首相府、国会議事堂、国営テレビ局、バンコクの2空港などを数千人で襲撃、占拠し、器物を破壊するなどしたが、ソンティ氏ら幹部は昨年12月、首相府占拠と国会議事堂包囲で器物損壊、不法侵入などで起訴されるまで、起訴を免れ、ほぼ全員が現在に至るまで逮捕、こう留を免れている。

〈民主主義のための市民同盟(PAD)〉
 タクシン政権(2001―2006年)当時の2005年に中国系2世のタイ人実業家ソンティ氏が設立。タクシン氏の王室への不敬、汚職疑惑などを追及し、2006年に数万人規模の街頭デモをバンコクで連続開催、政治機能を麻ひさせ、同年9月の軍事クーデターによるタクシン政権追放を呼び込んだ。
 2007年末の総選挙でタクシン派が政権に復帰したことから活動を再開し、2008年8月から同年12月まで首相官邸にあたるタイ首相府を数千人で占拠。11月下旬からバンコクの2空港も占拠し、タイの空路交通を遮断した。空港占拠中の12月に憲法裁判所がタクシン派与党を解党、反タクシン派の民主党を中心とするアピシット政権が発足したことから活動を停止した。
 2011年になり、カンボジアとの国境紛争への対応などを口実にアピシット政権への対立姿勢を明確にし、同年1月下旬からタイ首相府前で座り込みの反政府デモを開始。2008年同様、クーデターによる政権打倒を支持するなど、一部特権階級の代弁者的な主張を行った。同年7月の総選挙では投票ボイコットを呼びかけた。
 2011年8月にタクシン派インラク政権が発足してからは目立った動きを見せていなかったが、タクシン派が2007年に軍事政権が制定した憲法の改正に動き出したことから、2012年5、6月に国会議事堂前でデモを行った。
 PADはタクシン氏の権力拡大や民主主義の浸透を危ぐした特権階級の影響下にあるとみられる。タイ王室の支持を受けていると主張し、シンボルカラーはプミポン国王の誕生日の色である黄色。2008年10月にPADのデモ隊が国会議事堂周辺で警官隊と衝突し、支持者の女性が死亡した際には、シリキット王妃が葬儀を主宰した。
《newsclip》


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