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インラク首相がタイ深南部訪問 テロで死亡の副知事葬儀に参列

2013年4月9日(火) 16時14分(タイ時間)
【タイ】タイ深南部ヤラー県で5日、同県のイサラー副知事らが乗った乗用車が道路に埋設した爆弾の直撃を受け、イサラー副知事と別の県幹部が死亡、運転手が重傷を負った事件で、インラク首相は7日、ヤラーを訪れ、ヤラー、パタニー、ナラティワート、ソンクラー、サトゥンの南部5県の知事から状況説明を受けた。その後、ヤラー県内の病院に入院中の運転手と別のテロ事件でけがをした兵士らを見舞い、南部ナコンシータマラート県に移動して、イサラー副知事らの葬儀に参列した。

 タイ深南部ではタイからの分離独立を求めるマレー系イスラム武装勢力によるテロが頻発している。タイ政府は3月28日、マレーシア政府の仲介により、武装勢力の一つであるBRN(パタニー・マレー民族革命戦線)と初めて和平交渉を行ったが、深南部のテロは交渉開始前後からむしろ悪化した。タイの治安当局者は和平交渉に反対の武装勢力の一派が活動を活発化していると見ている。2回目の和平交渉は4月29日に行われるはずだったが、タイ政府の担当者は9日、マレーシアの総選挙で交渉が延期されることを明らかにした。

 深南部のテロ激化について、タイの野党民主党はBRNが武装勢力の各グループに対し統制力を持っていないという見方を示し、和平交渉の是非を再検討すべきと主張している。また、深南部担当のチャルーム副首相が現地に足を運ばないことを指摘し、解任を要求した。女性のインラク首相が度々深南部を訪れているだけに、チャルーム副首相に対する風当たりは強く、インターネット上では臆病だという批判が広がっている。

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写真提供、タイ首相府

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写真、斎藤正行
《newsclip》


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