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〈タイ業界事情〉 外国人労働力(人材紹介・派遣)

2013年4月10日(水) 03時24分(タイ時間)

 Avance Recruitment (Thailand) Co.,Ltd.
北川 貴之 氏 (Managing Director)
大森 哲郎 氏 (Senior Advisor)

深刻化するタイの労働力不足 拡大する外国人労働力への依存

 タイでは労働力不足が年を追うごとに深刻化、日系を含む企業の苦労が続いています。日本でいう3Kは、タイでも避けられるようになって久しく、安易な転職が定着率を押し下げています。募集しても誰も来ない、やっと見つかってもすぐに去ってしまうという状況で、労働力、人材に関しては完全に売り手市場です。そのような状況の中、日系企業も注目しているのが周辺国からの外国人労働力。先入観に囚われて様子見といった姿も目立ちますが、「雇ってみたらまじめな者たちばかりだった」とプラス評価がほとんど。タイという国の今後のあり方を考えれば、外国人労働力への依存は自然の流れといえるでしょう。

「想像以上に集まらない」現実

 労働力不足は何年も前からいわれてきたことですが、特に日系企業の間ではこの数年、勢いの増す進出ラッシュ、特定の地域に集中する拠点確保などで、事態が悪化しています。これだけ日系企業が増えれば、一昔前のように「日本の会社だから」というだけで人を集められなくなります。実際、日系よりはるかに魅力的な条件を提示する欧米系や地場の企業がたくさんあります。

 一昨年の洪水騒ぎで、多くの日系メーカーがタイ中部から東部に拠点を移転もしくは新設しています。しかし企業が集中するだけで人口は変わりません。既存の企業は慢性的な労働力不足、新規進出の企業は予想以上の労働力確保の困難に戸惑っている状況です。「建物はできたが人が全く集まらない」という嘆きの声だけが聞かれます。

 タイは今年1月、最低賃金が全国一律300バーツとなりました。給料のより高い県への人の移動は今後、減っていくでしょう。工場が集中する地域での人手不足は、このままでは改善の見込みはありません。

 せっかく良い人材を見つけても、採用の決断が遅いために逃してしまう企業もあります。日本本社の判断を仰ぎ、1週間2週間と返事を先延ばしにしているうちに、求職者は脈が無いと判断して他社に就職、というパターンが非常に多いのが実情です。売り手市場のタイで、人材=在庫ではありません。求職者は返事をのんきに待っていないのです。

 賃金を上げれば集まるというわけでもありません。日本でいう3Kの仕事がタイでも避けられているのです。それでも大手であれば、工場の塀に垂れ幕を掲げて隣より高い賃金と魅力的な福利厚生を提示、有利に集めることができるでしょう。しかし賃金の高さだけで集めても、より良い賃金を求めてすぐに去ってしまいます。タイではすでに少子高齢化が進んでいます。やはり労働力の確保、人材の確保は今後さらに難しくなると判断せざるを得ません。

日系企業も注目する外国人労働力

 このような状況の中、外国人に労働力を求める動きが出てきています。地元タイ人を集められないのだから、むしろ自然な流れです。外国人とはカンボジア、ラオス、ミャンマーといった周辺国からの労働者を指しますが、もちろん低賃金重労働を強いられる不法就労者を雇い入れるわけではありません。それぞれの国で正規の手続きを経てタイに入国、仕事に就く「人材」です。

 地場企業のみならず、日系企業も外国人労働力を積極的に取り入れています。「投資委員会(BOI)の投資恩典を受ける企業は外国人労働者を採用できない」といわれますが、これは要請や指導といった枠内規則であり法的拘束力はありません。そもそも外国人労働者の雇用(在籍)は弊社のような人材紹介会社によるものであり、企業側はあくまでも間接雇用・業務請負形態での受け入れとなります。 

 日系企業のお客様に対する外国人労働力の紹介は、弊社ですでに300人を超します。ほとんどがカンボジア人で、同国での求人に応募し、書類審査と面接を受けてタイにやってきます。複雑な手続きは弊社が全て処理、お客様は地元タイ人と同じように採用するだけです。

「誠実で前向き」とプラス評価

 外国人としての就労なので、「稼ぎたい」という意識が強いといえます。お客様からはほとんど、「誠実な態度」「仕事に前向き」というプラス評価をいただいています。契約は2年で更新してさらに2年の計4年。原則的に限られた年数なので、残業や休日出勤にも積極的です。一雇用主の下での就労が条件なので定着率はタイ人と比べ非常に高いといえます。

 周辺国からの外国人といっても賃金も安いということはなく、地元タイ人の相場と変わりません。しかし、費用対効果は期待以上です。

 タイでの起業なのですから、地元タイ人の雇用創出に貢献しなければならないのは当然のことです。しかしそのタイ人の雇用が困難な現状を見極めれば、外国人労働力への依存は避けられません。そういう我々もタイでは外国人。タイという異国の地で、地元タイ人ではなく周辺諸国の労働者の採用となれば、不安が募り、先入観に囚われるのはむしろ当然でしょう。そのような方たちに適切な提案をさせていただくのが弊社の役割です。採用決定から派遣までに要する時間は1カ月―1カ月半。タイ人雇用では今やあり得ない、数十人~百名超単位の人材確保が可能です。

Avance Recruitment (Thailand) Co.,Ltd.
住所:Room No.902/2, Zone 9(9th Floor), Glas Haus Building, 1 Soi Sukhumvit 25(Daengprasert), Sukhumvit Road, Wattana, Bangkok 10110
電話:0-2665-2929 ファクス:0-2665-2930
北川:(携帯)086-028-7118, (Eメール)kitagawa@avance-th.com
大森:(携帯)080-778-3274, (Eメール)oomori@avance-th.com
ウェブサイト:www.avance-corp.com
《newsclip》


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