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中国:スポーツ用品の「喬丹体育」、名誉棄損でマイケル・ジョーダン氏を逆提訴

2013年4月14日(日) 08時11分(タイ時間)
【中国】中国大手企業の一角で、商標ブランドをめぐる民事訴訟が泥沼化する様相を呈している。スポーツ用品メーカーの喬丹体育公司(本社:福建省泉州市晋江)が先月末、米国の元プロバスケットボール選手のマイケル・ジョーダン氏を逆提訴していたことが10日までに分かった。昨年2月に提訴されたことで企業の信頼感が失墜し、上場計画が阻害されたと主張。「名誉棄損」を訴えて、800万米ドル(約1億2700万円)の賠償金支払いを求めている。訴状は今月2日、福建省泉州市の中級人民法院(地方裁判所)に正式受理された。
 同社は「ジョーダン」の中国語表記について、中華圏で一般的に「喬丹」である点を強調。「世界には、ジョーダンと呼ばれる人々が大勢存在する」と指摘し、「どこのジョーダン氏か選択していないにもかかわらず、特定のマイケル・ジョーダン氏1人だけに訴えられるのは心外」とコメントした。合法的な権利と利益をあくまで追求する立場という。同社をめぐっては、ジョーダン氏の子息2人の英字と中国語(「杰弗里・喬丹」と「馬庫斯・喬丹」)をそろって商標登録したことも判明している。
 一方、訴えられたジョーダン氏は、「非常に虚しさを感じざるを得ない」と声明。「自身の中国語表記名が企業ブランド名に流用されたことは間違いない」と説明し、「逆提訴を受けるとは、やりきれない」と話した。
 ジョーダン氏は2012年2月23日、上海市の第二中級人民法院に「喬丹体育」を提訴した経緯がある。自身や家族の名称が商標ブランドに違法登録されたと主張し、5001万人民元(約7億9600万円)の賠償金支払いを要求した。すでに3月初旬、この起訴状は受理されている。判決はまだ下されていない。
 喬丹体育公司の前身は1984年に設立された「福建省晋江陳タイ渓辺日用品二廠」。ジョーダン氏の名声が一段と高まるなか、2000年になって現社名に変更した。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
《newsclip》


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