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中国:外食チェーンの金漢斯餐飲連、食器消毒せず料理も使い回し

2013年4月17日(水) 21時03分(タイ時間)
【中国】焼肉や食べ放題メニューを提供するレストランチェーン、北京市金漢斯餐飲連鎖公司の店舗のずさんな衛生管理が京華網の取材で明らかになった。食器は消毒せず、劣化した肉や残ったケーキを使いまわすなどといった行為が日常的に行われていたという。京華網が15日付で伝えた。
 京華網の記者が勤務希望者を偽って北京・西直門店を訪れ、作業の流れについて説明を受けた。厨房の洗い場では洗剤を入れた大きなプラスチックのボールに皿や箸を一気に入れて洗っていた。1回に洗う量は100皿ほどだが、水は1日に4〜5回交換するのみ。水の色は黒く濁り、表面には油膜が張っていた。食器はその後、シンクにためられた水ですすぐのみ。スタッフからは「シンクの中に消毒液が入れてある」との説明を受け、さらにすすがなくてよいのかと尋ねると、「フキンで拭くだけでいい。すすぎや熱消毒は必要ない」と言われた。洗い終わった食器は約20分後には再使用されていた。
 店では看板メニューの焼肉用に冷凍肉を大量に仕入れている。焼肉担当者は、「肉類は保存が難しく、完全に問題がないとはいいきれない。においがある肉には調味料を多めにふって、焼く時間を長めにする。そうすれば客は気付かない」と説明。厨房では「調味料を多めにふれ。そうすれば分からない」という言葉を最も多く耳にした。
 店で作るケーキ類も、賞味期限は1日のはずだが、冷蔵庫に3日以上保管され、残ったケーキがそのまま使い回されていた。ケーキに使われるバターなどの材料も品質保持期限を過ぎたものを使っていた。
 厨房で働くスタッフは、使い捨ての作業服と帽子をかぶっていたが、衛生用のナイロン手袋をはめている者は肉を焼く調理師のみ。生肉を切ったり、ケーキを作ったりするスタッフは手袋もマスクもはめていなかった。厨房内には手洗い場があり、壁に手洗いと消毒を励行するよう指示する紙が張られているが、実践しているスタッフはいなかった。前菜を作っていたコックは風邪をひいているらしく、時折手で鼻水をぬぐいながら、調理を続けていた。
 北京市金漢斯餐飲連鎖公司は昨年4月時点で、北京、天津、上海、南京、西安、重慶など全国30都市に80以上の店舗をチェーン展開。店舗総面積は10万平米、従業員数は1万人を超える。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
《newsclip》


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