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回収した爆弾が爆発、深南部タイ軍基地で兵士3人死亡

2013年4月23日(火) 13時30分(タイ時間)
【タイ】22日午後1時半ごろ、タイ深南部ナラティワート県のタイ軍基地内で爆発が起き、爆発物処理班の兵士3人が死亡、兵士8人が重軽傷を負った。県内の道路脇に置いてあったガスボンベを使った手製爆弾を基地に持ち帰り、爆発物処理班が処理していた際に、爆発が起きた。爆発が起きた原因は明らかになっていない。

 爆弾が置いてあった場所には、権力を持つグループが認めなければ平和は訪れないとマレー語で書いた布が掲げられていた(左写真)。こうした布は深南部一円でみつかっており、22日もナラティワート、パタニー、ヤラー、ソンクラーの4県の100カ所以上でみつかった。

 ナラティワートでは同日午前12時50分ごろ、路上で爆弾が爆発し、ピックアップトラックで近くを通りかかった住民の男性(42)と女児(9)、男児(7)の計3人がけがをした。隣県のパタニーでは同日午前10時50分ごろ、学校前で40代の姉妹が男にけん銃で撃たれ重傷を負った。タイ治安当局はいずれも、タイからの分離独立を目指すマレー系イスラム武装勢力の犯行とみている。

 タイ深南部はマレー語方言を話すイスラム教徒が人口の過半を占める。2001年から、タイからの分離独立を目指すマレー系イスラム武装勢力によるテロが激化し、これまでにテロとタイ治安当局による弾圧で約6000人が死亡した。

 タイの現政権はマレーシア政府の仲介を受け、今年3月末、武装勢力の一つであるBRN(パタニー・マレー民族革命戦線)と1回目の和平交渉を行った。しかし、深南部のテロは交渉の前後からむしろ激しさを増しており、武装勢力全体に対するBRNの影響力は疑問視されている。

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《newsclip》


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