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中国:北京のPM2.5、発がん性ヒ素の濃度は基準の4倍

2013年4月30日(火) 12時59分(タイ時間)
【中国】北京市の大気中に浮遊する微小粒子状物質(PM2.5)に含まれる発がん性の重金属「ヒ素(砒素)」の平均濃度が、中国とEU(欧州連合)の安全基準(6ナノグラム/立方米)の4倍に迫ることが、北京大学などがこのほど発表したリポートで明らかになった。平均濃度は23.08ナノグラム/立方米。最大濃度は34.68ナノグラム/立方米に達している。南方日報が26日付で伝えた。
 一定量のヒ素を摂取すると神経障害をきたすことや、長期にわたってヒ素にさらされる環境にいると皮膚がんの発生リスクが高まることが分かっており、世界保健機関(WHO)は1981年にヒ素を発がん性物質に指定した。
 北京大学公共衛生学院の潘小川教授によると、PM2.5に含まれるヒ素は石炭燃焼によって発生する。北京と河北省は石炭の燃焼が特に多いエリアで、2011年の石炭消費量は3億8420万トンに達した。うち河北省だけで3億トンを超え、同年の欧州の消費量を超えた。
 専門家によると、ヒ素はPM2.5に含まれる有害物質の1種に過ぎず、PM2.5に含まれる重金属全体に対する割合は小さいものの、鉛、亜鉛、カドミウム、銅などほかの重金属が複合的に作用し、人の肌や健康に被害をもたらしている。
 WHOはPM2.5観測値で安全上限を20μg/m3に設定している。ただ、中国本土では大部分の都市がこの基準を逸脱している状況だ。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
《newsclip》


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