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中国:牛・羊肉価格が高騰、消費者は「牛魔王」「羊貴妃」と皮肉

2013年4月30日(火) 13時13分(タイ時間)
【中国】今年に入り中国の各都市で、頻繁に市民の食卓に上る牛肉と羊肉の価格が高騰している。上昇幅は平均で20%を超えており、消費者は高い牛肉や羊肉を皮肉って、「牛魔王」「羊貴妃」と呼んでいる。政府系メディアが26日付で伝えた。
 北京、杭州、済南などの市場で売られる牛肉と羊肉の価格は、年初に比べ500グラム当たり6〜7人民元、4〜5人民元ずつ上昇し、上昇幅は過去最大となった。消費者の負担は重く、北京に住む女性は、「高価すぎて肉を気軽に食べられなくなった。2週間に1回買うだけだ」と話した。価格の高騰は食肉業者の売り上げにも響き、杭州の牛肉販売業者は「良質な肉だと価格は500グラム当たり45人民元に上り、高すぎてまったく売れない」と首を横に振りながら話した。
 中国畜牧業協会の劉強得・副秘書長によると、絶対需要の増加が値上がりの要因。近年は、少数民族エリア、漢族エリアともに牛・羊肉の需要が増加しているが、肉牛と肉羊の飼育量は減っており、需給アンバランスが拡大傾向にある。
 国家統計局によると、中国の2012年の牛肉・羊肉生産量はそれぞれ662万トン、401万トンだった。年間で計220万トンが不足している。
 専門家によると、畜産農家はここ数年、母牛飼育で利益を得られなくなっており、母牛を肉牛として売り払う行為が広がった。母牛の飼育頭数が減り続けた結果、雌牛の供給が極端に不足している。また中国国内8カ所の主要草原エリアを保有する省が草原保護対策を打ち出す中で、放牧地に囲いを設ける畜産農家が増え、飼料コストや人件費が拡大していることも飼育頭数の減少につながっている。
 業界関係者は、「優良な肉牛や肉羊を飼育する牧畜農家に補助金を給付して、牧畜農家の積極性を引き上げるなどの産業支援策を打ち出すべき」と提案している。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
《newsclip》


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