【中国】香港港湾労働者による賃上げストライキが長引くなか、ふ頭運営会社の親会社である和記黄埔(ハチソン・ワンポア:13/HK)の経営陣たちの年俸に注目が集まっている。なかでも「打工皇帝」(雇われ皇帝、サラリーマン年収トップの意味)と称される和記黄埔の霍建寧・董事総経理(CEO)は、12年通期の年俸が前年比5%増の1億7900万香港ドル(約23億円)に拡大。グループ従業員の平均報酬12万4700香港ドル(約158万円)と比べて1437倍に上ったことが明らかになった。
ただ、今年が特別というわけではない。今年61歳になる霍氏は1984年にハチソンの執行董事、1993年に董事総経理に抜擢されたチョンコン・グループの“大番頭”的な存在だ。各年の年俸は、1億3000万香港ドル(06年)→1億4800万香港ドル(07年)→1億3300万香港ドル(08年)→1億2400万香港ドル(09年)→1億5400万香港ドル(10年)→1億7000万香港ドル(11年)と推移。1999年には2億香港ドルを稼いだ実績もある。
ハンセン指数構成銘柄の企業経営者のうち、12年の「1億香港ドル超プレーヤー」は4人。霍氏のほか、中国旺旺HD(151/HK)主席の蔡衍明氏、聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)主席の楊元慶氏、HSBC(5/HK)CEOのスチュアート・ガリバー氏が挙がっている。また「5000万香港ドル超プレーヤー」も、AIA(1299/HK)CEOのマーク・タッカー氏、長江実業(チョンコン:1/HK)CEOの李沢鉅氏、利豊(リー&フン:494/HK)CEOのブルース・ロコウィッツ氏、思捷環球HD(エスプリ・ホールディングス:330/HK)前CEOのロナルド・バン・デル・ビズ氏の4人。従業員平均報酬との比較では、HSBCが181倍、レノボが197倍と差が3ケタにとどまる一方、従業員の給料が比較的低い中国旺旺は4ケタの1753倍を記録した。
報道によると、香港の大企業では、トップと従業員平均の“正常な”年俸格差は約200倍。なお、米S&P500指数に採用されている企業では、12年のトップと従業員平均の年俸格差が354倍に達した。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
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