【中国】江蘇省の偽造食肉グループが一斉摘発された事件で、一部は上海市内の大手火鍋店に流入していた――との疑惑が浮上している。疑いが持たれているのは「ダイ妹」「小肥羊」「譚火鍋」「品尚豆ラオ」「澳門豆ラオ」など全国展開の火鍋チェーン。押収された出荷表のなかに、これら火鍋店の名前が記されていたという。まだ噂の域を脱していないものの、内部関係者と思われる匿名の告発もあったとされる。複数の現地メディアが6日付で伝えた。
噂によると、上海市内のある火鍋店(今回疑いが持たれたチェーンのうち1社)で原料不明の偽羊肉が使用されている。偽羊肉は同市漕宝路のキン品南北干貨卸売市場で仕入れられた。
一方、名指しされた火鍋店の一部は、噂を強く否定している。うち「小肥羊」などを展開する米ヤム・ブランド(NYSE:YUM)は、全店舗で使用する肉原料は一括購入していると指摘。その上で、厳格な内部検疫を実施してきたと釈明した。必要があれば当局の検査に協力するとしている。
現時点でまだ事実は明らかにされていない。上海市当局はこのほど、一部市場で売られていた生産日時、原料が記載されていない火鍋用羊肉スライスを回収した。遺伝子を鑑定した結果、羊以外の動物DNAは検出されなかったとされる。
中国の公安当局はこのほど、狐や鼠の肉を羊肉と偽って売り捌いていた江蘇省の偽造食肉グールプを今年2月に摘発したと発表した。江蘇省無錫市公安局が警官200人あまりを投入。無錫市、上海市で容疑者63人を逮捕した。グループのアジト50カ所を強制捜査し、原料や製品・半製品10トン超を押収した。同グループは09年以降、山東省で狐や鼠、ミンクなどの検疫を受けていない動物の肉を調達。ゼラチン、カルミン(鮮紅色の顔料)、岩塩などを添加して、偽羊肉を製造、江蘇省や上海市の農畜産物市場に卸していた。売買額は1000万人民元(1億約6000万円)を上回る。
公安部は1月25日から、国民の食卓の安全を守るための取り締まり活動「食品犯罪撲滅」を全国展開している。期間は1年で、今回の摘発はその一環。遼寧省でも鴨肉を羊肉と偽って販売していた大型犯罪組織を摘発した。容疑者34人の身柄を拘束している。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
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