【中国】偽羊肉が上海市内の火鍋チェーンに流入しているとのメディア報道に関し、上海市食品安全委員会は6日、サンプル調査によるDNA鑑定の結果、市内の火鍋店13店で偽羊肉の使用が確認されたと発表した。うち「品尚豆撈坊」浦東区支店が客に提供している火鍋用の羊肉スライスからは、鴨肉と豚肉の成分が検出されたという。偽装食品の販売容疑で、同支店は業務改善命令と営業停止処分を受けた。また親会社の品尚グループは同支店のフランチャイズ資格を取り消した上で、内部調査を進めると表明した。
「品尚豆撈坊」以外に偽羊肉の使用疑惑が指摘された火鍋チェーン「ダイ妹」「小肥羊」については偽羊肉を使用している形跡は認められなかったとしている。
ただ偽装肉は業界では常識との意見もある。中国本土の火鍋業界では、コストが高くつく羊肉の代わりに安い豚肉や鴨肉を混ぜた肉を使うのが「暗黙の了解」となっているとする業界関係者の証言もある。
一方、今回明らかになった13店の偽羊肉使用問題は、当初関係が噂された今年2月に摘発された江蘇省の偽造食肉グループ(逮捕者63人)とは無関係とされる。同グループは09年以降、山東省で狐や鼠、ミンクなど検疫を受けていない動物の肉を調達。ゼラチン、カルミン(鮮紅色の顔料)、岩塩などを添加して、偽羊肉を製造し、江蘇省や上海市の自由市場に卸していた。この偽羊肉の一部が上海市内の「ダイ妹」「小肥羊」「譚火鍋」「品尚豆撈坊」「澳門豆撈」などの大手火鍋店に流入していると報道されていた。
公安部は1月25日から、国民の食卓の安全を守るための取り締まり活動「食品犯罪撲滅」を全国展開している。期間は1年で、江蘇省の摘発もその一環。遼寧省でも鴨肉を羊肉と偽って販売していた大型犯罪組織を摘発した。容疑者34人の身柄を拘束している。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
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