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中国:高級車の売れ行き急減速、政府の公金消費抑制策が直撃

2013年5月15日(水) 13時26分(タイ時間)
【中国】中国本土で高級車の売れ行きが急減速している。中国高級車市場の伸びは今年第1四半期、前年同期比8.3%増にとどまった。10年の80%増、11年の40%増といった高成長トレンドから一転、ブレーキがかかった格好。複数の本土メディアが13日付で伝えた。
 業界筋によると、引き金は政府の公金消費抑制策だという。公金を用いた高額消費を抑える措置の一環として、年初から政府が「すべての公用車を国産車に切り替える」という規定を厳格化したことが影響。2月の春節(旧正月)ごろから、公用車向け高級車需要の落ち込みが鮮明化したようだ。そもそも、中国高級車市場では昨年ごろから価格競争が激化。値段を安くして量をさばくディーラーが増えていたところ、それに加えて今年から政策が追い討ちをかけた格好になったという。
 需要鈍化に伴い、輸入車ディーラーにも在庫の圧力が強まり、供給スピードが減速。税関統計によると、今年第1四半期の中国輸入車数は前年同期比19.4%減の22万9000台(うち9割超がアウディ、BMWなど26ブランド)に落ち込んだ。
 高級車メーカー各社の足元販売は2ケタ成長を保っているものの、以前と比べるとやや減速。BMWの1〜4月中国販売台数は18%増の11万8200台、アウディは14%増の14万1500台にとどまっている。前年同期はBMWが35%増、アウディが41%増を記録していた。
 もっとも長期的な成長には期待する声が多い。米コンサルティング会社のマッキンゼーが今年3月に発表したリポートによると、中国の高級車市場は2016年に米国を抜く見通しとされる。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
《newsclip》


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