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大気質の4月都市別ランキング、北京地域の汚染なお深刻

2013年5月17日(金) 13時07分(タイ時間)
【中国】国家環境保護部傘下の中国環境観測ステーションは14日、全国74都市の大気質の4月ランキングを発表した。それによると3大経済圏のうち、珠江デルタエリアの大気質は、北京・天津・河北と長江デルタよりも良好で、広州は32位となり、前月から13位上昇した。15日付で羊城晩報が伝えた。
 3大経済圏のうち、4月の大気質が最も悪い状態にあったのは依然として北京・天津・河北エリア。大気質が基準をクリアした日数は50%と、全国平均に比べて13ポイント低かった。「重度の汚染」状態にある日数の割合も5.7%と、全国平均を3.7ポイント上回った。
 とりわけ製鉄所が集中している河北省の大気汚染が深刻。また、長江デルタエリアも大気質基準到達日数が60%をかろうじて上回る程度で、全国平均(63%)より低かった。同エリアの主な汚染物質は「PM2.5」(粒径2.5μm以下の微小粒子状物質)とオゾン。中でも南京、無錫、蘇州などの中心都市は、長江沿岸を中心に多数の汚染排出企業が操業し、基準到達日数が5割に満たなかった。一方で珠江デルタエリアは基準到達日数が80%を超え、全国平均を17ポイント以上も上回った。
 大気の状態が良好だった上位10都市は、上位から順に海口(海南省)、舟山(浙江省)、大連(遼寧省)、ラサ(チベット自治区)、恵州(広東省)、珠海(同)、承徳(河北省)、福州(福建省)、南寧(広西チワン族自治区)、中山(広東省)で、ラサを除いて軒並み沿海都市だった。大都市のランキングは、北京が40位、上海が42位、天津が51位だった。
 同ランキングは昨年から新たな基準が適用され、「PM2.5」と「PM10」(粒径10μm以下の微小粒子状物質)、二酸化硫黄、二酸化窒素、オゾン、一酸化炭素の6指標を評価した上で作成されている。
 世界保健機関(WHO)はPM2.5観測値で安全上限を20μg/m3に設定している。ただ、中国本土では大部分の都市がこの基準を逸脱している状況だ。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
《newsclip》


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