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中国:婚活サイト詐欺急増、ターゲットは結婚焦る女性会員

2013年5月17日(金) 13時12分(タイ時間)
【中国】中国で婚活サイトを通じて知り合った男性から詐欺被害を受ける女性が増えている。婚活サイトは法的な管理制度が整っておらず、またプライベートに関わる内容であることから、被害を受けても警察に通報せずに泣き寝入りする女性が多いとされる。福建日報が15日付で伝えた。
 福建省・福鼎市に住む29歳の女性は、よい結婚相手に恵まれず、ある婚活サイトに登録。昨年末、同サイトを通じて香港在住の男と知り合った。男はプロフィール上で、香港の大手企業の役員で高所得だと自分を紹介。この女性に結婚を前提として交際を申し込み、2人は交際をスタートさせた。だがしばらくして男は、女性が香港に移住してから結婚を考えたいと言い出し、移住手続きを手伝ってくれるという弁護士の連絡先を女性に教えた。連絡すると、この弁護士と名乗る男は必要な手続きを一通り説明した上で、まず4万8600人民元を振り込むよう要求。女性は疑いもせず、言われた額を指定口座に振り込んだ。さらに2日後、この弁護士の男は「香港定住には16万人民元の保証金が必要だ」と説明した。これほど高額の金を持ち合わせていなかった女性は、交際相手の男に相談。すると交際相手の男はインターネットのインスタントメッセンジャーを通じて約束手形の画像を送り、「数日後に期限となる。現金が手に入ったら16万人民元を振り込む」と女性に伝えた。これを信じた女性は、自分の銀行預金にあった8万人民元をまず弁護士の男に振り込み、さらに知人などから金を借りて残りの8万人民元を工面して、送金した。女性が複数の人から金を借りたことを知った家族が、女性は詐欺に騙されていると判断。警察に通報し、事件が明るみなった。警察は今年3月初めに4人の男を詐欺容疑で逮捕した。
 福鼎市公安局関係者によると、近年は婚活サイトの会員を相手にした詐欺事件が増加している。被害者の多くが婚期を逃し、ある程度経済的地位を持つ女性で、恥ずかしがって警察に通報しないケースも多く、実際の被害はさらに多いとみられる。中国には多くの見合いサイトが存在するが、それらの多くは、登録画面で年齢、学歴、婚姻歴、年収などの個人情報を入力し、携帯電話の番号認証が通れば、簡単に会員登録ができ、審査基準は極めて甘い。これを利用して近年は、自分は「官二代」(中国共産党や政府幹部の子)や「富二代」(資産家の子)であると虚偽のプロフィールを載せ、「うまい投資話がある」「会社の運転資金が一時的に足りない」などとして、知り合いになった女性会員から高額の金をだまし取る詐欺が多発している。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
《newsclip》


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