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海南省の新設漁港、業者が結託して組織的手抜き工事

2013年5月21日(火) 00時51分(タイ時間)
【中国】海南省審計庁はこのほど、5570万人民元(約9億円)を投じて同省に建設された漁港の手抜き工事の実態を明らかにし、同漁港は「使い物にならない廃港だ」とする報告書を発表した。建設業者を決める工事入札から施工、管理まで、すべてのプロセスに不正が存在し、最初から最後まで一貫した「手抜き工事」であったと報告している。15日付で世界日報が伝えた。
 この漁港は2005年に建設が許可され、07年に着工、2010年竣工したが、なお竣工検査に合格していない。建設された防波堤はすでに多くの部分が倒壊している状態だ。
 昨年末に行った審査で航路や防波堤のコンクリート強度が設計基準を満たしていなかったり、原料が基準より少なく使われていたりといった問題があると報告された。実際に建設された漁港施設は当初の計画より大幅に削減されており、建設されなかった部分の工事費は2710万6900人民元と、当初計画の54.23%に達した。報告書によれば、全長300メートルのふ頭が建設されていなかったほか、防波堤の全長が計画の1205メートルから500メートルに短縮され、航路の浚渫面積も計画の68万5350平方メートルから45万7400平方メートルに圧縮されていた。排水施設や航路付属施設なども未建設だった。
 海南省審計庁によれば、漁港建設主が施工業者や測量会社と結託して、虚偽の測量結果を作成し、完成図でも航路基準を改ざんしていた。〈中国の統計データ・産業ニュース 亜州IR株式会社〉
《newsclip》


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