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中国:重金属汚染の耕地面積は2000万ヘクタール、全体の6分の1に

2013年5月28日(火) 16時40分(タイ時間)
【中国】重金属に汚染された耕地の総面積について、国内全体の6分の1にあたる2000万ヘクタールに膨らんでいるもようだ。

 華東エリアの中規模以上の市場で取引されるコメの成分をサンプリング調査したところ、全体の10%がカドミウム含有量で安全基準を超えていたという。全国紙の光明日報が26日、南京農業大学・農業資源・生態環境研究所の潘根興教授の話として伝えた。

 これら汚染の原因について、初めから農地に存在したものではなく、鉱山の汚染排水、工場の汚染廃棄ガスに由来する場合が多い。華東、華中、西南、華南、北部6エリアを調査したところ、特に湖南省、江西省で重金属汚染が深刻化していたことを明らかにした。

 農薬の過剰施肥も問題視。投薬量のわずか0.1%が害虫駆除として作用するだけで、残り99.9%は生態系に入り込み重大な土壌汚染をもたらすと警告した。環境当局がまとめた資料を引用し、汚染された食料の総量は年間1200万トンに上ると指摘。経済的な被害額について、直接的な部分だけでも200億人民元(約3270億円)を上回ると懸念した。

 中国南部の広州市などでは、カドミウムが含有された汚染米の問題も浮上している。広州市食品薬品監督管理局はこのほど、食品・その関連製品に関する2013年第1回・安全テストの結果を報告し、合格率が92.92%になったことを明らかにした。367種をサンプル検査し、341種に「合格」を与えたという。品目別では、「コメとその加工品」の合格率が最低の55.56%を記録した。18種を検査したところ、うち8種が「不合格」とされている。これらはカドミウム含有量がすべて安全基準を超過していた。うち6種は湖南省産となっている。すでに販売禁止が命じられた。
《亜州IR株式会社》

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