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中国:食肉加工大手の双匯、米豚肉生産大手を71億米ドルで買収へ

2013年5月31日(金) 15時22分(タイ時間)
【中国】中国食肉加工大手の双匯国際控股公司がこのほど、米豚肉生産最大手のスミスフィールド・フーズ(SFD/NYSE)を完全買収することで合意した。スミスフィールド・フーズが29日付で発表した。

 取引総額は71億米ドル(約7100億円)に上る見通し。全株式を現金47億米ドルで買い取り、さらに24億米ドルの債務も肩代わりする。

 1株当たりの買い取り価格は34米ドル(28日終値25.97米ドルと比べて31%高い水準)。取引完了後、スミスフィールド・フーズは双匯の完全子会社となり、上場を廃止する。

 この取引は両社の取締役会で合意しているものの、取引完了までにスミスフィールド・フーズ株主の承認、対米外国投資委員会(CFIUS)の承認などが必要となる。順調に進めば年内に完了する見通し。なお、双匯は買収後も、スミスフィールド・フーズの経営方針、経営陣、ブランド、本拠地を一切変更しないこと、人員削減や工場閉鎖などを行わないこと、米国メーカーやサプライヤーと提携関係を続けること――を承諾している。

 中国ではここ数年、豚肉を含めた国産食材の品質に対する懸念が膨らむなか、海外産食材への需要が拡大中。双匯にとっては、原料調達が安定化するメリットがある。

 双匯国際は双匯発展(000895/SZ)の親会社で香港拠点の持株会社。食品や物流、香料製品などの事業を展開している。双匯発展は時価総額ベースで食肉加工業界最大手。双匯グループの総資産は約200億人民元、従業員数6万人超、食肉加工品の年産量は約300万トンに上る。11年中国企業トップ500ランキングで166位。海外では、シンガポール、韓国、フィリピンなどに事務所を設置しており、年間の輸出入総額は1億米ドルを突破している。2015年目標として年商1000億人民元、食肉加工品の年産量600万トンを掲げ、中国最大の食肉加工会社になることを目指している。
《亜州IR株式会社》

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