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中国の巨大水利事業「南水北調」 江蘇区間で試験運用始まる

2013年6月4日(火) 13時17分(タイ時間)
【中国】中国最大の水利事業である「南水北調」(南部の水を北部に調達)の東線プロジェクトの第1期として工事が進められていた江蘇区間が5月30日に試験運用を始めた。6月末までに試験を終わらせ、今年第3四半期の正式運用を目指す。

 東線第1期は江蘇省楊州付近の長江の水を山東省まで運ぶ全長1467キロ。世界最大の引水プロジェクトとして、2002年末に着工した。年間取水量は88億立方米に上り、江蘇省、安徽省、山東省の3省21都市と71県に住む約6000万人に向けて長江の水を直接供給できる。

 「南水北調」は北部の慢性的な水不足を解決するために立ち上げたプロジェクトで、総事業費は約5000億人民元。東線と、中央線(湖北省丹江口ダム~北京・天津)、西線(長江上流~黄河上流)の3本に分かれ、長江、淮河、黄河、海河の4本の大河を超える。その引水量は黄河1本分に達し、北京市10個分の水消費量を満たせる。

 国務院南水北調弁行室の張野主任によると、東線プロジェクトは計画投資額306億人民元のうちこれまでに299億9000万人民元が投じられた。
《亜州IR株式会社》

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