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中国:ネットで知り合った女性は誘拐犯の一味 現金やカード奪われる

2013年6月7日(金) 13時44分(タイ時間)
【中国】広東省深セン市に住む男性がインターネットで知り合った女性と湖北省武漢市で会ったところ、女性の仲間らに身柄を拘束され、現金やキャッシュカードなどを奪われる被害を受けた。

 男性は会社に充てた電子メールの中で暗号を使って自分が誘拐されていることを知らせ、仲間の助けを借りて無事脱出。武漢市公安は今月4日、男性を誘拐したグループのメンバー14人を逮捕した。このグループは第3者を巧みにだまして自分らの拠点に連れ込んで金品などを奪い、その後、その人物を仲間に入るよう「洗脳」して、ネットワークビジネスのようにメンバーを増やしていた。

 現地メディアによると、誘拐された男性は26歳。深センのIT会社に勤め、高収入を得ていた。結婚生活に不満があった男性は今年1月、インターネットを通じて23歳の女性と知り合い、その女性に好意を持つようになった。2人は頻繁にビデオチャットをするなど急速に接近。4月23日に武漢市で会うことになり、男性は女性の友人を交えて3人で食事をした。その後、「まだ時間があるから家に来ないか」と女性が言いだし、3人はタクシーに乗った。だがその後、男性の行方は分からなくなった。

 男性の話によると、当日はタクシーを降り、ある部屋に連れて行かれると、突然飛び出してきた数人の男たちに押し倒され、キャッシュカードと現金を奪われ、キャッシュカードのパスワードを言うよう脅された。メンバーらは4月23~25日にかけて男性の口座から18万人民元を引き出した。男性は拘束されている間、トイレに行く時、食事をする時、眠る時もすべて誰かに付き添われ、さらに彼らの仲間に入るよう「洗脳教育」を受け続けた。男性は、自分は会社の重役であると嘘をつき、「会社に知らせなければ同僚らが疑う。自分の持っているノートパソコンでメールを送らせてくれ」と頼み、会社充てにメールを立て続けに5通送信した。内容は「自分は仕事を変えた」といった主旨だったが、それぞれの文頭の文字をつなげると、「自分は今武漢で失踪」「焦沙路付近にいる」「助けてくれ」といった文章となった。

 一方、男性のメールを受けとった同僚はメール内容が不自然だったことなどからこの暗号に気づき警察に通報。自らも武漢に赴いて、男性の携帯電話を繰り返し呼び出した。犯人メンバーらは異変に気づき、男性を列車で別の場所に移そうと車で駅へと移動。男性は赤信号で車が停まっている隙を狙って脱出した。それと並行して、警察がグループの拠点を割りだし、翌日にメンバー3人の容疑者を逮捕し、調査を続けていた。
《亜州IR株式会社》

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