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中国:内モンゴルでガス井汚水流出、周辺の家畜数百頭が死亡

2013年6月21日(金) 02時20分(タイ時間)
【中国】中国石油長慶油田公司が開発した蘇里格(スリグ)ガス田の「5-15-27AH」ガス井で、汚水の流出事故が起きているもようだ。

 内モンゴル自治区オルドス市ウーシン旗の額日克ドウ(さんずいに卓)爾湖に流入し、汚染された湖水を飲んだ羊・牛などの家畜が大量に死亡したという。第一財経日報など現地メディアが20日付で伝えた。

 牧畜民が飼育する家畜数百頭がすでに死亡している。被害者らの訴えで、中国環境科学研究院が現地調査に乗り出したところ、数万ムー(1ムー=6.67アール)の牧草地帯で水源や植物の汚染が確認された。

 湖水の水質検査では、COD(化学的酸素要求量)が正常値の2倍を超過。アルミニウム、ヒ素、ホウ素も安全基準を逸脱した。被害は家畜だけにとどまらず、健康被害を訴える牧畜民も出ていたという。

 自治区当局は公害問題としてこれを重視。長慶油田公司の親会社にあたる中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)に対し、5万人民元の罰金を科した。直接被害に遭った遊牧民15人には、総額58万人民元の賠償金を支払わなければならない。

 ただ、賠償内容をめぐっては、異論が出ている状況だ。死亡した家畜1頭当たりの補償額が1000人民元に過ぎないため。異議を申し立てる被害者も多いようだ。

 オルドス盆地に位置する同油田は、内モンゴル自治区、陝西省、甘粛省、寧夏回族自治区、山西省の5つの省・自治区に地下油層が広がる。生産規模は大慶油田、勝利油田に次ぐ国内3位。
《亜州IR株式会社》

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