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中国:一部銀行が貸し渋り、資金繰り悪化で融資手控え

2013年6月28日(金) 02時31分(タイ時間)
【中国】中国の銀行で、融資を一時的に停止する動きが出てきた。

 27日付香港経済日報などによると、北京市や広東省、江蘇省で一部の銀行が不動産融資の申請受け付けを一時停止。また、1戸目住宅購入者に対する住宅ローンの優遇割引を撤廃する銀行も出てきている。中国銀行が1戸目住宅ローンの優遇金利を撤廃したほか、中国農業銀行北京支店は、一時的に同ローンの優遇割引金利の提供を取りやめた。

 こうした背景には、銀行の資金繰り悪化がある。銀行間市場の金利高騰に加え、銀行からの預金流出などが痛手だ。21世紀経済報道によると、国有4大商業銀行は6月の第1~3週に預金残高が2000億人民元も減少したという。

 上海銀行間取引金利(SHIBOR)は20日に、翌日物と7日物の金利が20日に10%を超えた。その後、25日に中国人民銀行(中央銀行)が「資金は充足している」との声明を発表したことを受け、足元では下がってきている。しかしながら、全体的には依然として高い水準。◆今月末に満期を迎える高利回りの金融商品が1兆5000億人民元に達すること、◆国有5銀行の配当支払いで約2400億人民元の資金が必要になること、◆各銀行が準備金の不足分支払いで、7月初旬に約8000億人民元が必要になること、◆7月中旬に納める財政預金の規模が4500億人民元前後に達すると見込まれていること(これにより、資金は商業銀行から人民銀の口座に移る)――などが資金需給をひっ迫させる要因だ。

 短期金融市場の金利は、やや落ち着きを取り戻しているものの、資金需給のひっ迫は7月中旬まで続く可能性が高いとみられる。
《亜州IR株式会社》

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