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三菱UFJ、タイ・アユタヤ銀買収へ

2013年7月3日(水) 03時00分(タイ時間)
バンコク都内のアユタヤ銀行本店の画像
バンコク都内のアユタヤ銀行本店
【タイ】三菱UFJフィナンシャル・グループは2日、タイの商業銀行5位、アユタヤ銀行の株式公開買い付けを実施し、過半数株の取得を目指すと発表した。邦銀がタイの銀行を買収するのは初めて。

 買収額は51%出資の場合で約3800億円、75%出資の場合で約5700億円。アユタヤ銀行株の25・3%を保有する米ゼネラル・エレクトリック(GE)は株式公開買い付けに応じ、全株を売却する。約25%保有するタイのラタナラック財閥は保有株を維持する。

 タイでは銀行への外資の出資が原則49%までに制限されており、過半数株の取得にはタイ中央銀行とタイ財務省の許可が必要となる。また、同一グループが預金業務を行う金融機関を複数所有することを禁止する規定(ワンプレゼンス規定)に従い、買収が決まった場合、三菱東京UFJ銀行バンコック支店はアユタヤ銀行と統合する。

 アユタヤ銀行は1945年設立。5月末時点の資産総額1兆230億バーツ(約3兆3000億円)。支店数はタイ国内601、国外4(ラオス2、香港、ケイマン諸島)。従業員約1万8000人。子会社を通じ、クレジットカード620万枚以上を発行しているほか、自動車ローン、資産運用なども手がける。

 GEは2007年にアユタヤ銀行に出資したが、2012年9月に同行株の7・6%を売却し、出資比率を25・3%に引き下げた。アユタヤ銀行は今年1月、GEが持ち株売却に向け、日本の金融機関など3、4社と交渉していることを認めていた。

 三菱UFJは買収後、アユタヤ銀行を通じ、タイでの中小企業向け融資の拡大や、ミャンマーなどメコン川流域諸国での事業展開を進める。タイでは日系企業数千社が活動し、タイ経済の牽引車となっている。タイの銀行では最大手のバンコック銀行と大手のカシコン銀行が日系顧客の取り込みに力を入れ、アユタヤ銀行は出遅れていた。 
《newsclip》

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