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中国:広州市の電動自転車工場でスト、待遇改悪に1000人超が抗議

2013年7月3日(水) 17時51分(タイ時間)
【中国】広州市のエレクトロニクス工場で2日、従業員1000人あまりによるストライキが発生した。

 現場は番禺区東涌鎮市南路の展輝電子公司。労働者1人が工場のガードマン達に殴打され、重傷を負ったことがきっかけとなった。負傷者は救急車で病院に搬送され、ガードマンは警察に身柄を拘束されている。

 工場の労働者は、経営側が食費の徴収を始めたことに抗議。事前通知もなく月給から250人民元(約4100円)を天引きした一方的な措置に反発し、「実質的な給与引き下げに相当する」と主張している。集団で職場放棄、デモ行為を展開。すでに差し引かれた250人民元をまず返還するよう、経営側に訴えた。

 労使双方の関係が険悪化するなか、労働者とガードマンが衝突したとみられる。ガードマンの1人が労働者を棍棒で殴りつけた上で、地面に押し倒した。それでも抵抗する態度を続けたため、足で頭部などを踏みつけたとされる。

 工場の労働組合は、最低賃金の引き上げに合わせて食費徴収を開始するなど、人件費コストを抑えようとする経営側の意図は明確。食費徴収で削減した月間250万人民元の人件費を労働者に返還すべきと主張した。広東省の各地では、今年5月1日から法定の最低賃金が引き上げられている。広州市は1350→1550人民元(約2万5300円)に調整された。

 1998年に生産を開始した展輝電子は、リチウムイオン電池を使用する電動自転車のメーカー。「駿驥(JUN JI)」ブランド製品の設計、開発、生産を一貫して手がけている。年産能力は20万台。電池モジュールの重量は24ボルト製品で1.7キロ、36ボルト製品で2.3キロと軽量に設計されている。

 人件費、生産コストの上昇に歯止めがかからないなか、工場の経営環境は悪化する流れが続きそうだ。
《亜州IR株式会社》

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