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中国:白酒に製造日偽装問題、メーカー設立前の「年代物」古酒も

2013年7月4日(木) 18時35分(タイ時間)
【中国】中国の高級白酒(コーリャンを原料とした蒸留酒)の中に、製造年月日を偽って販売されている商品が存在していると4日付の中国新聞網が伝えた。

 白酒の価格は年代物になればなるほど高くなる傾向にあるが、中国では出荷年月日の基準について定めたルールはない。こうした中で、設立間もない醸造工場が「30年古酒」を販売するなどメーカーの設立年より前の「古酒」を販売する訝しい現象が広くみられるという。 

 上海醸酒工業協会の呉建華・秘書長(事務局長)によると、年代物の「古酒」という概念はもともと紹興酒を代表とする黄酒(米を原料とした醸造酒)によく用いられていたが、1990年代にあるメーカーがこの概念を白酒に取り入れ、白酒業界にもこの概念が浸透していき、「古酒」が好まれるようになった。

 業界関係者によれば、白酒には出荷年月日に関する国や業界基準はなく、「50年古酒」と謳っていても、50年物の古酒が1滴だけ混ざっている商品や、古酒がまったく入っていない商品もみられる。古酒を販売することによってメーカーが得られるもうけは一般商品の数十倍、さらには数百倍に上っており、多くのメーカーが商品に「古酒」を強調したネーミングを行っている。たとえば、四川郎酒集団が1本16万8000人民元(約270万円)で販売している高級酒は、商品名が「百年郎」とされ、消費者に「100年物の古酒」という連想を容易に抱かせるネーミングとなっている。だが、同社ホームページでの商品説明には、「四川省瀘州市古藺県産の白酒である『郎酒』の誕生100周年を記念した酒。100年間受け継がれてきた醸造技術で造った酒を数十年間寝かせたもの」と記されている。
《亜州IR株式会社》


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