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中国:下半期に倒産ラッシュ、国有企業も渦中に=UBS

2013年7月12日(金) 15時12分(タイ時間)
【中国】UBSウェルス・マネジメントのアジア太平洋チーフ・インベストメント・オフィサーである浦永コウ氏はこのほど、中国人民銀行(中央銀行)が堅持する金融引き締め策が、今年下半期に中国企業の倒産ラッシュを招く恐れがあると警告した。

 国有企業もこの破たんブームの波に飲み込まれる可能性があるとしている。11日付で新明晩報が伝えた。

 同氏は、成長減速に加え、融資の引き締めが行われる中で、中国経済にはリスクが存在すると指摘。「市場の自力調整を願う中央政府に景気刺激策を打ち出す気配はみられず、下半期は一部の業界で国有企業を巻き込む顕著な倒産ラッシュが現れるだろう」と予想を語った。もっとも、「破たんの危機に瀕する企業は銀行と交渉することによってある程度の資金問題を解決できる。現時点では破たん問題はなおコントロール可能な範囲にあり、リーマンショックのような事態に陥ることないと信じている。中央政府も経済安定維持に向けて融資をある程度増やすと考えられ、中国に流動性危機が現れることはない」とも分析した。

 また、中国の銀行業について、融資の伸び鈍化による収益力低下などの圧力に面し、特に中小銀行で資金のひっ迫が目立つと現状を指摘。「市場では中国の経済改革が常に期待されているものの、中央政府はまだはっきりとした改革の方向を指し示していない」として、「市場が注目しているのは今年下半期に開かれる『三中全会』(中国共産党中央委員会第3回全体会議)。資産バブル、地方債務、企業の生産過剰という3つの構造的問題を解決できるかどうかに関心が集まっている」と語った。

 中国の今年の経済成長率については7.5%の目標を達成できるとの見方。労働力が比較的充足し、消費も安定していることが引き続き経済成長を押し上げる力になるとの考えを述べた。ただ中国経済の評価を引き下げるリスクも拡大していると指摘し、下半期に経済を下支えるためのインフレ関連政策が打ち出されなければ、成長率予想に引き下げ圧力が加わるとの見方も付け加えた。
《亜州IR株式会社》

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