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〈企業インタビュー〉 人材紹介(外国人労働力) HUMAN ASIA RECRUITMENT CO., LTD.

2013年7月13日(土) 15時52分(タイ時間)
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〈企業インタビュー〉 人材紹介(外国人労働力) HUMAN ASIA RECRUITMENT CO., LTD.
糸永里美 氏 (Manager)

外国人労働力紹介で経験豊富 日本とアジア諸国をつなぐ人材紹介

想像以上の労働力不足

――御社概要をお聞かせください

 本社はマレーシアにあり、人材紹介の中でも特に外国人労働力を専門としています。マレーシアではワーカー不足が長く続き、政府が積極的に外国人労働力を取り入れています。

 国籍としてはベトナム、ミャンマー、ネパールなど。マレーシア国内にとどまらず、中東諸国への派遣も積極的に行なっています。

 タイ現法の弊社は2011年7月に設立。マレーシアでの長い経験を活かして、タイでも外国人労働力の紹介をメインとしています。

 国籍は現政策に沿った、カンボジア、ラオス、ミャンマーとなります。近いうちにバングラデシュが加わることになると思いますが、現時点では同国籍者が従事する仕事はタイ南部での漁業などに限定されています。

――タイではやはり労働力が不足しているのでしょうか?

 地元タイ人の1%を切るといわれる失業率を考えれば、業種に関わらず人材は不足しています。中でも製造業での恒常的な労働力不足は、日系企業も切に感じるところではないでしょうか。

 特に各国メーカーの進出が集中するタイ東部のチョンブリ県やラヨン県などでの労働力不足は、圧倒的なものです。ただ、最低賃金が今年からタイ全国均一となり、賃金の高い地域に集中していた労働力が地方に散り始めています。弊社のお客様とのやり取りでは、チョンブリ県やラヨン県も以前のような「人材確保に手立てがない」という状況が、いくらか改善されている様子が感じられます。

――新規進出の日系企業はタイの労働力不足を把握しているのでしょうか?

 現状を的確に把握するのは難しいと思います。ある程度は聞かされていても、「ここまで人がいないとは思わなかった」と、工場を建ててから悩んだり、工業団地に土地を取得してから、「実はこの辺りは人集めが大変なんです」と聞かされたりというお客様もいらっしゃるようです。

 進出の際、労働力の確保を優先させる企業は少数派です。特に製造業の場合、海港、空港、取引先に近いなど物流面での利便性が求められるでしょうから、工場は特定の地域に集中します。労働力不足は起こるべくして起こります。

人材でつなげたい日本とアジア諸国

――そのような状況の中での外国人労働力の需要は?

 日本人が把握している以上に、タイ地場企業は積極的に外国人労働力を取り入れています。建設、食品加工、漁業など、タイでは古くからミャンマー人やカンボジア人の姿を見かけます。不法就労や重労働低賃金という先入観に捕われがちですが、弊社が紹介するのはもちろん正規のパスポート、ビザ、労働許可証をもつ「人材」です。

 正規採用ですので支払うべき給与も国籍によって変わることはなく、最低賃金は地元タイ人と同じです。その一方で、仕事に対する態度は非常に評価されています。働いている本人たちは出稼ぎという気持ちが強いですから、可能な限り稼ぎたいと思っています。残業もいとわない、というより残業がないと不満、というぐらいの積極性です。

――日系企業による外国人労働力の取り入れは?

 新規進出のお客様はタイという国での事業に慣れるため、まずは地元の人に働きに来てほしい、と希望されることが多いようです。その後の事業拡張や体制の見直しの際に外国人労働力の取り入れの検討を、という流れです。

 もちろん、当初より外国人労働力の確保を検討する新規進出のお客様もいらっしゃいます。いずれにしても、「期待以上にまじめに取り組んで、よく働いてくれる」という評価がほとんどです。

――外国人ゆえの問題はありますか?

 複数人数の採用ではたいてい、英語またはタイ語を多少話すリーダーが指名されます。言葉の問題があっても、リーダーを通してのコミュニケーションが可能になります。また弊社の各国のスーパーバイザーが間に入り、相互理解を補佐します。

 近隣諸国からとはいえ、タイでの生活は初めてという人たちが多数を占めますので、最初の1―2カ月は言葉や生活習慣の違いにより、仕事の指示の誤解やトイレの使い方がわからない、などの問題が起きやすいといえます。平均的に3カ月間その場所で勤務を継続することができれば、その後はほとんど問題なく、仕事をすることができます。

――人数や期間など採用の条件は?

 「取り敢えず1人」といったような少人数になると、働く本人が不安になってしまいます。最少5人から、上は100人単位でも可能です。採用期間はビザに連動して2年、延長可能でさらに2年の最長4年となります。

 ただ先ほどのお話のように、「限られた期間で最大限に働きたい」という気持ちを持っていますので、残業が少ないという理由でも退職はあり得ます。地元タイ人と違って転職は容易でなく離職率は低いのですが、皆無ではありません。

――外国人労働力の紹介によって見えてくるものは?

 日本とアジア諸国のつながりです。タイで外国人労働力というとミャンマー人が圧倒的です。ミャンマーは昨今の市場開放政策で、外国、特に日本からの注目を大いに集めています。ミャンマー人がタイの日系企業で働き、やがて故郷に戻る。タイでの経験を活かして自国でも日系企業に就職する、という人たちも増えてくるでしょう。

 社員を大事にするのが日本の企業ですが、ここ異国のタイでもそれは変わらず、弊社が紹介した人材も誠意を持って育ててくれています。人材紹介を通して日系企業と共に、日本とアジア諸国をつなげていければと思っています。

――ありがとうございました

住所:Unit C, 9th Fl., Kamol Sukosol Bldg., 317 Silom Rd., Bangrak, Bangkok 10500
電話:0-2238-2192~3 携帯:085-122-5096(糸永)
ファクス:0-2238-2194
Eメール:itonaga@humanhr-group.com
ウェブサイト:www.humanhr-group.com
《newsclip》


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