RSS

中国:外資自動車メーカーの攻勢強まる、新車種投入や増産体制強化など

2013年7月15日(月) 19時54分(タイ時間)
【中国】吉林省長春市で12日、「中国(長春)国際モーターショー」が開幕するなか、外資自動車メーカーの攻勢が目立ってきた。

 国産ブランド自動車メーカーに具体的な動きに欠けるなど元気の無さが浮き彫りになりつつある一方、外資自動車メーカーは続々と新車種投入を発表し、増産体制を強化しつつあるという。政府系メディアが14日付で伝えた。

 販売で目立つのはベンツとボルボ。ベンツは「B260」「GL500」といった新車種を展示するとともに、中国北部の今年上半期販売台数が前年同期比35%増になったことを明らかにした。ボルボも今年6月に中国販売台数が74%増に膨らみ、販売記録を更新していると発表。今年上半期の中国販売台数が34%増の2万8700台に上り、米国に次ぐ第2市場に成長したと指摘し、今後も注力する方針を掲げた。

 新車種の投入だけでなく、外資ブランドの増産体制も着実に進んでいる。例えば、広汽ホンダは5月28日、第3工場を広州市増城で着工した。2015年初に竣工・稼動する見通しで、初期年産能力12万台、将来的に24万台に引き上げる。また、上海VWも5月15日、湖南省長沙市で第8工場に着手した。投資額が120億人民元を超え、初期年産能力が30万台に上る。同日には、一汽VWも吉林省長春市でエンジン工場の定礎式を開いた。初期年産能力は45万台。独VWは向こう数年に世界で新たに整備する10工場のうち、7つを中国にする方針を固めるなど、中国シフトを鮮明化している。そのほか、現代自動車が重慶市で新工場を建設することを決定しており、上海GMは新工場・技術センターを上海市に設置する。半面、国産ブランドメーカーは足元で目立った動きがほとんどなく、吉利汽車HD(175/HK)が今年4月、陝西省宝鶏市の新工場プロジェクトで進展させたのみだったという。

 中国汽車工業協会の最新統計によると、今年上半期の中国新車販売台数は前年同期比12.3%増の1078万2200台。うち国産ブランドの販売台数は356万6700台(シェア:33.08%)にとどまり、全体に占める割合が0.23ポイント低下している。企業別販売ランキングのトップ10社のうち、外資合弁が8社を占める半面、国産ブランドは比亜迪(BYD:1211/HK)と吉利汽車HD(175/HK)だけにとどまるなど、存在感が薄まっている。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】中国の自動車製造業は、長期にわたって外国メーカーとその技術に極端に依存してきた結果、世界最大の自動車市場に成長したにもかかわらず、中核技術に欠け、外資ブランドに市場を主導されるという結果を...

【中国】自動車メーカー中国最大手の上海汽車集団(600104/SH)は3日、今年1―6月の営業実績を発表し、新車販売台数が前年同期比15.3%増の257万3500台に上ったことを明らかにした。内訳は上海VWで23.2%増の78万430...

【ベトナム】ベトナム統計総局によりと、同国の今年上半期の自動車輸入台数(完成車)は前年同期比17・8%増の1万6000台、金額にして7・5%増の3億800万米ドルだった。サイゴンザイフォン(電子版...

特集



新着PR情報