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中国:上海市のごみ問題深刻、分別も徹底されず

2013年7月30日(火) 03時25分(タイ時間)
【中国】上海市は生活ごみの処理量が1日当たり2万トンに達し、ごみの量が中国国内で最も多い都市となっている。

 その多くが埋立処理され、周辺住民に悪臭や地下水汚染といった悪影響をもたらしている。市政府が課題として取り組んでいるごみの分別も徹底されていない状況にある。中国国営テレビ、中央電視台(CCTV)が28日付で伝えた。

 上海市東海灘にあるごみ埋立地は総面積が30平方キロに迫り、ごみ埋立地としてはアジア最大。05年に拡張され、1日の処理量は6300トンに上る。だが周辺住民は鼻をつく臭いや、ごみにたかる大量のハエに悩まされている。市政府にこれまでに何度も問題解決を訴えているがほとんど改善がなされていない。

 環境汚染も深刻。雨などによってごみの浸透液が地下水の貯水層まで流入しているためだ。現地の調査チームが実施した調査では、同エリアの地下水がごみの浸透液によって明らかに汚染されていることが判明。アンモニア、鉛、カドミウムが主要な汚染成分だった。汚染は現在も悪化を続けており、最近になって養殖魚が死んだという市民からの報告もある。

 一方、上海市はごみの分別を推進中。2000年に国家建設部からごみ分類の試行8都市の1市に選ばれた。2011年にはごみの分別を政府プロジェクトに組み入れ、12年に「生活ごみ分類減量推進聯席会議制度」を導入した。しかし、市民の協力が得られない中で、分別は徹底されていない。ある住宅団地の住民委員会のメンバーは、「1日約30%のごみが分別されずにそのまま捨てられている」と話した。
《亜州IR株式会社》

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