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中国:園児向けの食費節約で荒稼ぎ、悪徳私立幼稚園の正体を保護者が暴く

2013年8月2日(金) 18時30分(タイ時間)
【中国】広東省広州市白雲区の私立幼稚園が、園児に提供している食事を栄養価の低い質素なメニューに無断で変え、その差額を利益として懐に入れている実態がこのほど明らかになった。

 今年5月以降、帰宅後に不自然なまでに空腹を訴える子供たちの異変に気付いた親が幼稚園の厨房にビデオカメラを仕掛けるなどして潜伏調査。その結果、朝食時に提供される肉粥には肉が入れられず、5月前まで提供されていたゆで卵もメニューから消えていたことが判明した。さらに厨房で使われていた食用油はみたことのないようなブランド。ネットで調べるといずれも下水から精製された再生食用油「地溝油」などの問題が報じられたブランドであることが分かった。広州日報が1日付で伝えた。

 この幼稚園は「白雲区カナダ国際幼稚園」。親たちは毎月5600人民元を月謝として支払い、そのうち450人民元は食事代として徴収されていた。父兄らは「味がいくらか薄くなる、あるいは量がいくらか減るというならそれほど文句はない。だが子供の成長を妨げたり、体に害になったりするような食事を提供することは無視できない」と憤りを隠さない。

 園児の父兄数十人はこのほど、同幼稚園を管轄する教育機関の幹部と意見交換会を開催した。幹部は「厨房は食品安全基準に沿って管理している」と説明。「地溝油」の証拠写真を提示された際は、「これは従業員向けの食用油。園児向けの食用油は別の場所に保管している」と釈明した。これを聞いた親からは、「営利団体として最大限の利益を求めることは当然だが、すべてには限度がある」といった非難の声が上がった。幹部は最終的に管理不行き届きだったことを認め、保護者らに向かって頭を深々と下げて謝罪した。
《亜州IR株式会社》

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