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〈企業インタビュー〉 生産スケジューラ Asprova Corporation (アスプローバ株式会社)

2013年8月9日(金) 14時34分(タイ時間)
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藤井 賢一郎 氏 (グローバルマーケティング担当副社長)

日本国内シェア52.4% 現場により密着した高速生産スケジューラ

世界1800サイト以上の導入実績

――Asprova(アスプローバ)とは何でしょうか?

 1994年に日本初の生産スケジューラ専門会社として設立されたアスプローバ社が研究開発を続ける、高速生産スケジューラです。工場の可視化、リードタイム短縮、納期厳守、在庫低減を実現。日本では、迅速なリスケとキャッチアップが可能な「高速スケジューリング」が評価されていますが、タイを含むアジア諸国では「生産ラインの見える化」といった方が重視され、製造業を中心にご活用いただいております。

 アスプローバ社は日本国内各地はもちろん、世界各国・地域50カ所に現地法人や販売代理店を網羅。タイでは現在、マレーシア法人の合弁パートナーであるDATA COLLECTION SYSTEMS (THAILAND)(DCS)を販売代理店として、アスプローバをご紹介しています。

 導入実績は世界1800サイト以上。うち日本での導入が1500サイトで、国内シェア52.4%と過半数を押さえてトップシェアを誇ります(2011年テクノシステムリサーチ調査)。対応言語は8カ国語です。

――生産スケジューラというのは?

 製造業で考えた場合、特にアジア諸国に進出する日系メーカーですと、最優先すべきは各国の会計基準や税制に合わせた会計システムの導入でしょう。もちろん生産管理・在庫管理システムも「ものづくり」には必要不可欠です。生産スケジューラの導入は事業が軌道に乗った後、生産効率の引き上げのために検討されます。その一方で、生産効率は当初より高い方が望ましいわけですから、工場稼動時の導入もご提案しています。

 人件費が低い国では、生産スケジューリングはエクセルを利用した人海戦術が多く見られます。しかし人件費が上がって人材不足になってくると、人海戦術はたちまち立ちゆかなくなってきます。弊社の中国現法はこのような事例を数多く目の当たりにしてきました。

 各スタッフが思い思いに作るエクセルは、スケジューリングとしての基準が統一されていません。担当スタッフが職場を離れるとなった場合、そのようなエクセルは後任者への申し送りが難しいもので、離職率が高い国ではスタッフが代わるたびにスケジューリングもやり直しとなる無駄が多く見られます。生産スケジューラはそのような無駄を解消する、より現場に密着したシステムです。

現地スタッフに対しても「見える化」を実現

――アスプローバを導入するメリットは?

 「リードタイムが読めていない」「将来の予定が見えない」「特急オーダーを割り込ませてよいのか分からない」「無駄に作っていないのか」といった「見えていない」生産ラインに対して、アスプローバはまさしく「見える化」を実現します。この見える化というのは、日本人責任者による生産状況の把握にとどまりません。現地スタッフがビジュアルでスケジュールを視認できる、文字どおりの見える化です。

 現場で仕事に従事する現地スタッフは、日本人責任者ほどにスケジュールに敏感でないのが現実です。そのような現場に大型モニターを設置し、アスプローバのスケジューリング画面を映し出しているお客様がいらっしゃいます。計画どおりのものづくりと、スケジュール尊守の意識を持ってもらうことにはじまる人材育成の並行です。各メーカーの生産体制がより発展している日本ではその上で、「高速」生産スケジューラとして迅速なリスケとキャッチアップを可能とする機能が評価されています。

――導入規模や継続性について

 導入に関しては常に、お客様からサンプル情報をお受けしてプロトタイプを作成、導入前に試用していただきます。フルモジュールですと相当な規模ですので、まずは事業規模に合わせたコアモジュールといくつかのオプションを導入、その後の工場の成長や規模拡張に合わせて、ニーズに合ったオプションを足していくというご提案です。導入の計画から実際の稼働までおよそ6カ月の時間を見ています。

 導入したら常に使っていただかなければなりません。「使いこなせずにエクセルに戻ってしまった」というお客様があっては困るわけです。導入後もお客様との密な関係を維持し、生産効率を最大限に引き上げるよう努力しています。タイでも年2回のペースでアスプローバを紹介するセミナーを開催しておりますが、その内容は製品特長の羅列ではなく、効率の良い導入、無理のない継続方法などをメインとしています。例えば、「まずはボトルネックの工程にスケジューラを導入、効果を確認しながら徐々に拡張させていく」といった具体的な方法です。

2年以内のタイ現法設立

――タイでのアスプローバ需要は?

 海外での導入数がおよそ300サイト、タイはその10%を占めるおよそ30サイトです。タイでのアスプローバ導入についてお話していますが、実はこの2~3年、日本での評価が今までになく高まっています。生産スケジューラ開発の老舗としての宣伝効果、日本国内メーカーのロールアウトに最適なシステム、製造業の電気・電子から自動車関連へのシフトが主な理由です。

 ロールアウトは、日本の製造拠点をマザー工場として残しながらも量産体制は海外へ、という流れを意味します。その進出先としてタイが多く選ばれるのは周知のとおりです。さらに日本の製造業はこの数年、電気・電子関連から自動車関連へのシフトが見られ、ここでもタイと結びつくわけです。

 自動車の生産こそ時間にシビアであり、求められるのは生産スケジューラです。日本で使用しているシステムをそのままタイでも使いたい。世界の自動車生産拠点であるタイでこそ、求められるのはアスプローバです。

 タイは地理的にアジアの中心に位置、インドやインドネシアへの進出も視野に入れる弊社グループとしても重要な拠点です。地理的な有利性にとどまらず、日本製ハードウエアに対するレスペクトの高さも魅力の1つです。自動車に見られるようにタイでは日本製品が高く評価され、ハードウエアに対するレスペクトはソフトウエアにも受け継がれています。

――今後について

 タイでのアスプローバ導入は日系企業が過半数を占めますが、今後は地場企業へのご提案にも注力、月当たりの導入で日系と地場それぞれ1サイトずつを目指します。グループ全体としても、日本と海外の売り上げ比率を現在の7割3割から半々とする計画です。

 今後の積極的な販売とサービスの展開を考えた場合、現地法人の設立は必須です。ASEAN経済共同体(AEC)が発足する2015年までには、タイでの現法化を実現します。

――ありがとうございました

アスプローバ東京本社
住所:141-0031 東京都品川区西五反田7-9-2 五反田TGビル3F
電話:03-6303-9933 ファクス:03-6303-9930
タイ国内販売代理店
DATA COLLECTION SYSTEMS (THAILAND) CO., LTD.
住所:283/48, 10th Floor (Unit No. 1005-3) Home Place Office Building,
   Soi Thonglor 13, Sukhumvit 55 Rd., Klongton-Nua, Wattana, Bangkok 10110
電話:0-2712-8660 ファクス:0-2712-8655 ウェブサイト:www.dcs-group.co.jp
ウェブサイト:QRコードより
《newsclip》


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