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中国:遼寧省の大規模洪水災害、現地政府が犠牲者数隠す

2013年8月22日(木) 14時41分(タイ時間)
【中国】遼寧省撫順市に属する清原県、撫順県、新賓県で16日から17日にかけて発生した大規模な洪水災害で、遼寧省政府が当初、犠牲者の数を含む被害の規模を隠していたことが被災者らの怒りを招いている。複数の本土メディアが21日付で伝えた。

 今回の災害では、少なくとも330人が死亡、200人が行方不明となった。約204カ所の集落に住む30万人以上が被災、6万戸を超える家屋が損壊。3500戸を超える家屋が倒壊したことが明らかになっている。「1000年に1度の大規模水害」とも称されているが、遼寧省内のテレビは17日の放送で、前日夜に雨が降り出した時点で住民400人が事前に避難した村の様子などを紹介。「死傷者は出ていない」とする現地政府の発表を報道した。同日夜の現地テレビ放送でも、2局のみが「1人が死亡、1人が不明」と災害のニュースを報じている。ただ、その他の全局は、遼寧省瀋陽で8月31日から開催される「第12回・中国全国運動会」(全運会)に関する映像を流していた。省政府のこれら冷淡な対応や虚言に対し、被災者らは激しい憤りを感じたという。

 だが洪水災害で大量の死傷者が出た事実は、インターネットを通じて急速に伝播。中央政府系のメディアが次々と現地を取材に訪れるなか、遼寧省政府は18日午後に共産党系メディア「人民網」を通じ、この災害で15人が死亡、32人が不明であると発表した。19日午後になって災害規模を再び修正し、「死者54人、不明97人」と伝えている。

 メディアの取材に対し、災害救助に参加した男性共産党員は「遼寧省政府に犠牲者数リストの公表と、全運会の開幕式で周近平国家主席による号令で犠牲者を追悼するための3分間の黙とうをささげることの2点を要求する。これをしなければ、軍服を着て全運会の会場で抗議活動を行う」と予告した。
《亜州IR株式会社》

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