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中国で穀物増産の余力低下=米メディア

2013年8月27日(火) 02時58分(タイ時間)
【中国】中国は穀物生産の増加を維持する能力が減退している――とする研究論文が米ビジネスサイト「Quartz」にこのほど掲載された。

 論文のタイトルは「中国の農業はなぜ衰退しているのか」。「中国は世界の製造業の中心となる過程で水田や水資源が甚大な損害を被った。経済の急成長で国民は豊かになったが、穀物生産の増加を維持するための能力は以前より劣っている」と結論づけている。

 中国農業の置かれている現状として、論文は(1)水田面積が縮小し続けていること、(2)1人当たり耕地面積が米国の6分の1、世界平均の2分の1の水準にとどまること、(3)国土の5分の1が汚染され、耕地の40%が劣化していること、(4)「国家機密」とみなされて、中国の土壌問題が十分に情報開示されていないこと、(5)中国の穀物生産を支える周辺産業が石炭火力発電による電力に頼っていること、(6)窒素肥料の大量使用で土壌品質が低下していること――の6点を列挙した。

 (5)については、中国農業の急成長をけん引してきた窒素肥料産業の石炭エネルギー依存度が70%に達する現状を憂慮。水資源と土地資源の退化をもたらした原因は工業だけでなく、農業自身にもあると指摘した。
《亜州IR株式会社》

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