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中国:ワイン大手2社が苦戦、ぜいたく禁止令・輸入品圧力で

2013年8月30日(金) 01時26分(タイ時間)
【中国】中国の上場ワイン大手2社が苦戦を強いられている。

 中央政府が打ち出した「官のぜいたく禁止令」が高級酒の需要を大きく圧縮した上に、輸入ワインからの圧力を受けたため。このほど発表された両者の2013年中間業績では、煙台張裕葡萄醸酒(煙台張裕ワイン:200869/SZ)が減益、中国食品(チャイナ・フーズ:506/HK)が赤字転落に陥っている。中国証券報が28日付で伝えた。

 煙台張裕葡萄醸酒は、純利益が前年同期比19.60%減の7億4000万人民元、売上高が15.71%減の25億3900万人民元に縮小した。不振の理由に関しては、「景気の減速、国家政策の変化、数年前からの海外産ワイン大量流入で国内市場の競争が激化した」と報告。とりわけ高級酒の売上減が全体の減収に響いたと指摘した。全体の粗利益率は70.09%(↓5.86ポイント)に低下。うち主力のワイン商品は72.78%(↓6.23ポイント)と落ち込みが目立った。

 一方、中国食品の同期業績は、3億400万香港ドルの赤字に転落した(前年は4億7400万香港ドルの黒字)。酒類部門の不振が響いたと説明している。「長城」ブランドで展開するワイン事業は販売シェアで首位を保ったものの、販売量は34%減少。ぜいたく禁止令が逆風となるなか、国内ワイン消費量が5年ぶりに減少したことが響く。高級品の販売比率が低下するなか、部門の粗利益率も9.6ポイント悪化している。

 今後のワイン市場の見通しについて中国食品は、「高級ワインのバブル崩壊後、市場の中心はこれまでのような宴会などの公務・ビジネス分野から中低レベルの大衆消費に移る」と見通した。
《亜州IR株式会社》

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