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中国:80年代生まれの若者、6割が「過去2年内に親のすねをかじる」

2013年9月4日(水) 16時38分(タイ時間)
【中国】「80後」と呼ばれる1980年代生まれの中国若者を対象としたアンケート調査で、「過去2年以内に親のすねをかじっていたことがある」と答えた人が全体の62%に達するという結果が出た。

 「今後3年以内も親のすねをかじることになる」との回答も54%と過半。所得の低さ、物価の上昇、マイホーム購入圧力の大きさ――などが表面上の理由として挙げられるものの、頻繁に転職を繰り返すことによる経済力の低下、過度な消費、クレジットカードの使い過ぎといった諸問題も“すねかじり族”が生じる背景にあるという実態が浮かび上がっている。広州日報が1日付で伝えた。

 「80後」が親にどれだけ依存しているかを把握することを目的に、同紙がインターネットを通じて3日間実施した。それによると、すねかじりとなる最大の要因は経済力の弱さ。回答者の57%は年間所得が5万人民元(約79万円)を下回っていた。月収換算で4000人民元以下となり、都市部企業労働者にとっては「極端に低い水準」に属している。

 転職の多さも目立つ。6年間に7回仕事を変えた人もいた。「収入が低すぎる」ことを理由に転職を繰り返しているのだという。さらに無駄遣いの問題もある。星付きホテルのホールマネージャーとして働く広州市の男性は、就職してから4年が経過した今も、携帯電話の買い替えや腕時計の購入、旅行などのいわゆる“高額消費”はいずれも親に資金援助してもらっている。月給は5000~6000人民元あるが、友人との集まり、服の購入、ガソリン代(車は親の所有物)の支出などが飛んでいき、貯金はしていないという。

 もっとも、その多くが“すねかじり族”から抜け出したいと考えていることも分かった。広州日報の取材に対し、広州市の大手国有企業で働く26歳の女性は「今はやむを得ず親に頼っているだけ。多くの人が自立したいと考えている。仕事を頑張り、貯金をし、遅かれ早かれ一人暮らしをしなければならない」と答えている。

 調査ではこのほか、「80後」の資産運用に対する意欲が高い事実も明らかにされた。「今後5年内にはっきりとした投資の対象がある」と答えた人は全体の84%に達している。投資対象に関しては、銀行が販売している高利回り商品「理財商品」のほか、金やファンド、債権、株式、預金など多岐にわたっていた。
《亜州IR株式会社》

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