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中国:大量の魚が漂流、河北省河川で殺虫剤使った違法漁業

2013年9月8日(日) 07時20分(タイ時間)
【中国】河北省の邯鄲市でこのほど、大量の魚類が腹を上にした転覆状態で川面に浮いているとの通報が市民から多数寄せられた。

 当初は河川水の汚染が疑われたが、魚を捕まえるために何者かが河川に有機塩素系殺虫剤(エンドスルファン)を違法に撒いたことが原因であることが、地元メディアの取材で明らかになったという。エンドスルファンは市内で簡単に購入できる。

 周辺の住民によると、このエリアは雨季になると増水し、上流から魚が大量に下る。このため川辺で魚釣りをしたり、川に入って魚を捕まえたりする市民が増える。だが、毒性の強い殺虫剤を使って魚を弱らせ、大量に捕獲する違法行為も横行しているという。

 エンドスルファンを川に撒くと1~2時間ほどで魚が川面に浮いてくるため、網で簡単に捕獲でき、「非常に時間を短縮できる」とされる。1回の殺虫剤散布で数百斤(1斤=500グラム)を捕獲する事例も過去に報告された。こうした大量捕獲は販売目的で行われるため、小さい魚は川辺に捨てられる始末。周辺部はハエがたかり、悪臭を放っている状態だ。

 殺虫剤は川の生態系を壊すだけでなく、周辺住民にも健康被害をもたらす恐れがある。こうした違法行為が多数報告されている実態を受けて、地元当局も対策に乗り出した。河北省水産局は8月中旬、殺虫剤散布や電気ショック法などを用いた違法漁業を厳格に取り締まると発表している。
《亜州IR株式会社》

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