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中国:温州で小学児童19人が鼻血、原因は校舎塗装と工場汚染か

2013年9月9日(月) 22時06分(タイ時間)
【中国】浙江省温州市の小学校でこのほど、児童19人が相次ぎ鼻血を出し、体調不良を訴えた。

 生徒の体調不良が連日で続くなか、学校側は9月6日になって休校に追い込まれている。この小学校は9月に開校したばかり。机や椅子、壁などは塗装したての状態だった。さらに学校周辺1キロ以内にある36工場に関して、いずれも環境問題が存在していた事実も検査で判明している。事態を深刻に受け止めた現地政府や教育・環境保護部門は、児童の体調不良が校舎内外の空気汚染と関係があるとみて、汚染源を特定するための調査に着手した。

 問題の温州楽清市「北白象鎮第9小学校」では、新学期がスタートした9月初旬から、児童19人が相次ぎ鼻血を流した。うち一部は嘔吐や頭痛、胸のむかつきなどの症状を訴えている。

 調査関係者によると、この小学校は校舎の壁や、教室の机、椅子がペンキ塗装されたばかり。校庭のゴム製グラウンドも完成まもない状態だった。校舎の東側では、ペンキやアルファルトの塗装がなお続いていたという。

 また学校の周囲1キロ範囲内には化学工場、熱処理工場、電気めっき工場などが密集。うち28工場は汚染物排出に関する環境当局の許可を受けていなかった。同許可を取得しつつも、2工場は排出量が基準を上回っている。残り6工場については、営業許可未取得の違法操業だったことが明らかにされた。

 市当局は、小学校の内外9カ所で採取した気体サンプルを専門機関に送り検査を依頼。ただサンプルを採取した時点で、違法6工場はいずれも政府の指示で営業を停止した後となっていた。他の周辺工場の一部も操業を停止済み。学校内の塗装作業もストップした状態にあり、保護者からは「この検査では当時の汚染状況を判断しづらい」と不満の声が上がっている。
《亜州IR株式会社》

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