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中国:浙江省の“カリスマ”企業家、違法な資金集めで逮捕

2013年9月11日(水) 19時44分(タイ時間)
【中国】かつて“カリスマ”と呼ばれた民間企業オーナーが今年7月に上海市内で身柄拘束された件で、出身地である浙江省紹興市の地元警察は9日、逮捕理由について「違法な資金集めによる詐欺の容疑があるため」と明かした。

 事情に詳しい関係者によると、倪小永・容疑者が違法に集めた資金は17億人民元(約276億円)を超える。この額は「民間金融(高利貸)」の借金返済で経営難に陥り、09年末に詐欺罪で死刑判決を受けた呉英・死刑囚(女性)の事件を上回る規模という。浙江在線が10日付で伝えた。

 容疑者は当初、紹興市内の染物工場の従業員だったが、その後1000万人民元ほどの資金で紡績会社を設立。09年には同市内にエレクトロニクス機器メーカーの「飛泰光電」を立ち上げた。同社は2年連続で紹興市の重点工場プロジェクトに指定されるほどの影響力を持っていたという。こうしたなかでオーナー社長の知名度は一気に向上。「紹興企業の転身とレベルアップの典型」と称賛され、地元新聞紙に度々取り上げられた。

 だが今年7月中旬、杭州市内の銀行がオーナー社長の資産状況に疑問を感じ、警察に通報した。この動きを察知した彼は事前逃亡を図ったものの、潜伏していた上海市内のホテルで7月19日、杭州警察によって逮捕された。このホテルは1泊の宿泊料が数千人民元に達する高級ホテルだったという。

 容疑者は逃亡時に、「飛泰光電」の資金をすべて持ち逃げし、社印も持ち去っていた。「飛泰光電」は、銀行12行から借り受けた4億~5億人民元の債務のほか、民間高利貸しからの巨額債務も抱えていた。逮捕後はすでに生産活動を中断。従業員への未払い賃金は地元政府が肩代わりしている。

 一方、呉英・死刑囚は05年5月~07年2月にかけて総額7億7339万人民元を違法に集金。一部は元金の返済、高額利息の支払いに充てたものの、残り大部分は被告個人の住宅・自動車購入、遊興娯楽費に使っていた。資産家としても有名。06年には胡潤研究所の女性富豪ランキングで全国6位(資産総額36億人民元)に選出されたこともある。
《亜州IR株式会社》

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