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英が中国伝統薬の販売禁止検討、中国「品質基準の国際化進める」

2013年9月11日(水) 19時44分(タイ時間)
 「中医薬」(中国などで生産される伝統薬)の国内販売を2014年から全面禁止すると英政府が計画していることに対し、中国の国家中医薬管理局事務室の王煉主任は10日、「中国医薬品の海外進出を後押しするため、国際基準と連動させた国内基準の策定を急ぐ」と述べた。

 英政府が同計画を明 らかにしてから、中国政府関係者がこれに関して公式コメントするのは初めて。毎日経済新聞が11日付で伝えた。

 王主任は、「伝統薬分野で我々は品質基準の策定に力を注ぐべき。科学的根拠に基づき、かつ国際基準に合致した基準を早期に確立することが今後の 主要課題だ。我々はこの方面での研究を急がなければならない」と強調した。

 医薬業界に詳しい卓創資訊のアナリストによると、英国のスタンスには、2011年4月に施行された「EU伝統植物薬承認申請規定」を厳格に順守 する意図が明白にある。この規則は「EU伝統植物薬の承認許可」を獲得しなければ、草薬製剤のEU域内販売を禁止するという内容。11年4月30 日までに申請許可を得るように定められていたが、その際、中国企業は1社も許可を取得できなかった。このため中国製の「中医薬」は、「健康保険食 品」として欧州市場で流通させざるを得なくなったという。

 もっとも、すべての「中医薬」がEU販売を禁止されることはないとみられる。欧州の規定は、「草薬」のみを対象としているため。現在知られてい る「中医薬」は1万2807種に上る。内訳は植物由来で1万1146種、動物由来で1581種、鉱物由来で80種。

※一般社団法人日本東洋医学会から25日付で受けたご指摘を受けて、記事中の語句を当初配信時の「漢方薬」から「中医薬」に訂正いたしました。それによると、中国で現在作られている伝統薬の呼称は、中国製漢方薬(中国製漢方製剤)とは言わず、「中医薬」と呼ぶ。正式な漢方薬(漢方製剤)は 日本漢方の考え方で製造され、日本の薬事法によって規制を受ける。英国で今回問題となったのはあくまで「中医薬」であり「漢方薬」ではない。
《亜州IR株式会社》

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