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タイ航空、事故機の自社ロゴ塗りつぶす

2013年9月13日(金) 22時33分(タイ時間)
【タイ】タイ国際航空が滑走路をオーバーランした自社機のロゴを黒く塗りつぶし、程度の低い隠ぺい工作として、批判を浴びた。

 事故を起こしたのはタイ航空の広州発バンコク行きTG679便エアバスA330―300型機で、8日夜、バンコク郊外のスワンナプーム国際空港に着陸した際に滑走路を外れ、前のめりになって停止した。この事故で乗客13人がけがをした。

 タイ航空は事故後すぐに、事故機の機体のロゴを黒く塗りつぶした。これについて同社広報は当初、自社が加盟する航空連合スターアライアンスの手順に従ったと説明したが、スターアライアンスから事実と反すると指摘され、「顧客に悪いイメージを植え付けないためで、当社にとっては通常のこと」だと説明を変えた。

 事故機には乗客288人、乗員14人が搭乗していた。日本人の乗客はいなかった。オーバーランして停止した後、エンジン近くの降着装置で火花が見えたため、乗客、乗員は脱出用シューターを使って機外へ逃れた。タイ航空は降着装置の不具合が事故の原因としている。

 タイ国営空港運営会社(AOT)によると、事故機が着陸したスワンナプーム空港の東滑走路には長さ350メートルにわたり、幅50センチ、深さ10センチの傷がついた。東滑走路は路面の修復と事故機の撤去のため、11日夜まで一部閉鎖された。

 タイ航空では今年3月、コルカタ発のA330―300型機がスワンナプーム空港に着陸した際に滑走路上でタイヤを交換するトラブルがあった。タイ航空は「タイヤの気圧が低かったため」と説明していた。8月にはバンコク発香港行きのエアバスA380―800型機が香港国際空港に向け下降中、乱気流に巻き込まれて大きく揺れ、乗客20人と客室乗務員がけがをした。

 タイ航空傘下の格安航空ノックエアでは5月、タイ北部のチェンライ空港に着陸したボーイング737―800型機の前方左側の車輪が着陸時に外れる事故があった。8月には同航空機がタイ南部のトラン空港で離陸に失敗してオーバーランし、草地に突っ込み停止した。
《newsclip》


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