RSS

中国:「月餅の公費贈呈禁止令」、高級品市場に打撃

2013年9月25日(水) 00時25分(タイ時間)
【中国】中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)が8月に中秋節の伝統的な贈答品である「月餅」の公費購入禁止を通達したことを受け、今年の中秋節の月餅商戦は高価格品の販売が低迷した。

 ツバメ巣やフカヒレなどが入った高級月餅の市場はまれに見る販売不振に陥っている。逆に今年は“庶民派月餅”が主流になったという。中国青年報が24日までに伝えた。

 ぜいたく禁止が通達されるなかで、月餅は全国各地で販売価格が下落。北京市のホテルでは伝統的な餡入り月餅を200人民元以下で投入し、販売数も例年の半数に減らした。それでも売れ行きは思わしくなかったという。ある企業の総経理は「月餅贈呈禁止令を受け、今年は月餅を贈るのをやめた」と話した。

 ミニブログ(微博)などのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)でも、月餅贈呈禁止令や高級月餅の販売不振についての話題で持ちきり。新浪網(SINA/NASDAQ)子会社でミニブログ運営の新浪微博では、「月餅贈答による腐敗」について9月16日午後4時までに3万件の書き込みがあったという。

 華東師範大学・社会学研究所の文軍所長は「中央政府による禁止令は、公費を使った月餅の贈呈や公費での豪華な宴席などの浪費を正すのに重要な役割を果たした」と指摘。中国の伝統的な行事が“袖の下”として利用されることに警鐘を鳴らしたと分析している。

 月餅贈呈禁止令は、習近平・国家主席が推し進める倹約令の一環。中国では近年、月餅にワインや茶葉などを抱き合わせで売るメーカーが跡を絶たず、月餅贈答市場は腐敗の象徴となっていた。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】今月19日の中秋節を控えて実施された食品検査で、大手が生産する「月餅」の一部に有毒な可塑剤が含有されていたことが判明した。これらはスーパーマーケットやコーヒーチェーンで一般的に市販されている...

特集



新着PR情報