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地下水のヒ素汚染リスクにさらされる中国人は1958万人=米科学誌

2013年9月26日(木) 00時52分(タイ時間)
【中国】「地下水に安全基準を超えるヒ素が含有している高リスク地域で生活する中国人は1958万人に達する」との実態を報告する論文が、米科学誌サイエンスの最新号に掲載された。

 この論文では、中国の地下水ヒ素汚染の現状を示した分布図を初めて発表。新疆ウイグル、内モンゴル、山西などの省・自治区を汚染が比較的深刻な地域として描かれている。中国青年報が25日付で伝えた。

 このほか、遼寧省西部、山東省、江蘇省、安徽省、河南省などの江准地域、四川省中部、甘粛省の黒河盆地をヒ素汚染リスクが高い地域に指定。北京市の一部地域も汚染リスクが存在すると報告した。

 執筆に参加した中国医科大学・公共衛生学院の孫貴範教授は、「ヒ素中毒被害の集中が確認されている一部エリアを除いて、国の関連部門はどの地域の地下水にヒ素汚染が存在しているかをはっきり把握できていない」と指摘。「水質を改善させることは容易であるが、まずはどの地域にヒ素汚染の可能性があるかを知るべきだ」と警鐘を鳴らしている。

 高濃度のヒ素を含む水を飲みつづけると慢性ヒ素中毒を発症。深刻な場合は肺がんや皮膚がんなどを患う危険がある。内モンゴル自治区の農村に住む47歳の男性は、手の平に無数の発疹ができる“奇病”に悩まされている。痛みを伴い、物を握るのもままならないという。地元や北京の病院を数十カ所回ったが原因は依然として不明。ただ、この男性が住むエリアは、ヒ素汚染分布図で高リスク地域に入っていた。
《亜州IR株式会社》

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