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中国:土地競売で最高値落札を回避せよ=国土資源部が通達

2013年9月28日(土) 15時07分(タイ時間)
【中国】中国政府は現行の不動産引き締め策を一段と厳格化させる。

 国土資源部はこのほど全国主要13省と16都市の当局担当者を招集。土地供給がひっ迫している各都市に対して、年内に実施する国有地使用権譲渡の入札で、他社を圧倒する過去最高額でこれを競り落とす開発業者が出るような事態を避けるよう通達した。土地価格の上昇を抑えることで、住宅価格の値上がりに歯止めをかけたい狙いとみられる。中国政府系メディアが26日付で伝えた。

 中国各地ではこのところ、巨額の資金を出して意中の土地を手に入れる開発業者「地王」が相次ぎ誕生している。こうしたなか、住宅などの建物価格が一段と上昇に向かうのではないか――との懸念が市場にくすぶり始めている。

 「地王」について国土資源部の胡存智・副部長は、立地条件の良好な希少価値の高いエリアにあり、主に商業施設向けの建設地を欲していると説明。「『地王』の出現は偶発性があり、総体的な地価を代表しているものではなく、普遍性もない」としたうえで、「足元の土地相場はなお安定的な上昇段階にある」と説明した。

 だが一方で、「無視できない弊害もある」と指摘。住宅取引の件数と住宅の価格がそろって伸びるなか、◆資金を早期に回収できるようになった開発業者が土地確保を加速している点、◆一部の地方政府が開発業者の高額土地落札を黙認し、これが不動産市場予想に影響をもたらしている点、◆債務圧力に苦しむ一部の地方政府が需給を無視して土地を集中的に供給している点――などを問題として挙げた。その上で、「中央や国土資源部は不動産引き締めの重要性を繰り返し強調している。だが一部の地方政府は重要性への認識が欠如し、政策執行力も弱い。これが本来発揮すべき引き締め策の効果を充分に引き出せていない状況を生み出している」と憂慮した。
《亜州IR株式会社》

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