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中国:穀物買い上げ機関の汚職、末端部で頻発=共産党が査察

2013年9月28日(土) 15時07分(タイ時間)
【中国】政府系穀物買い上げ・備蓄機関の中国儲備糧管理総公司(中儲糧総公司)に対して実施した査察で、末端支部の汚職や腐敗が頻発しているといった問題が指摘された。

 中央や地方政府などの指導幹部による党紀違反や法律違反を査察する中国共産党傘下の「中央巡視組」が報告したもの。中儲糧総公司を巡っては、支部幹部らの補助金不正受給などの汚職が以前から報じられている。第一財経日報が26日付で伝えた。

 中儲糧総公司は、中国が穀物流通体制改革を実施した2000年に設立。農業を保護するための政策として中国政府が04年に導入した穀物の最低買い上げ制度の実行主体となっている。だが大量の農産物を買い上げ、備蓄するという機能を持つ同社に対しては、「汚職や腐敗を生み出す温床になっている」との批判の声が業界関係者から聞かれている。

 実際、同社に絡んだスキャンダルや疑惑は後を絶たない。今年7月には、穀物買い上げ費用として国の補助金を不正受給するとともに、地元の穀物販売企業や小麦粉メーカーなどの幹部から巨額の賄賂を受け取っていたとして、河南支社前総経理が無期懲役の1審判決を受けた。この案件に絡んでは関与した職員が総勢110人に達することが後に明らかになっている。

 このほか多数の疑惑が浮上中。また今年5月31日に、黒竜江省大慶市の林甸県花園鎮にある同社直属の食糧倉庫で発生した火災については、直前に始まった中儲糧総公司に対する中央巡視組による査察との関係が取り沙汰されている。貯蔵している備蓄穀物を幹部職員が横領、横流しし、倉庫にあるべき備蓄量が不足している状況を、査察の目から隠蔽するため放火したのではないか――とする見方もあるようだ。
《亜州IR株式会社》

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